こんばんは、サンクチュアリー本店の中村です。
まだ一回もご紹介できてないRCMシリーズ?・・・ (^_^;)
前回のRCMー562に引き続き、今回お見せするのもZ-1のRCMになります。
今まで比較的 何とかなっていたZ-1でしたが、ここに来ていよいよ見つからなく
なっており、もはや完全にカウントダウンに入った感があります。
空冷Z系のベース車をご用意できるのも あとわずかと言う状況で、それでも唯一
Z-1だけは まだ数年行けるかなぁ・・・ と、思ってたんですけどね~ ( ̄▽ ̄;)
予想を遥かに上回るスピードでなくなっており、価格高騰の方も手に負えません。
それでも今はまだ続々と製作をしておりまして、今回ご紹介するマシンも空冷Z。
兵庫県在住 S・Tさんからオーダー頂いた、RCM-581 Z-1です。
皆の注目を集めているのは、オーナーとなるS・Tさんから送られて来た部品。
全員 「へぇ~」 とか 「ほぉ~」 とか、言ってます・・・ (^^;)
除いていたのは、少し前にカワサキから再販された新品のシリンダーヘッドでした。
実はサンクチュアリーの社内では、この再販ヘッドに興味を持つ者があまりおらず
「造ったらしいね~」とか「そうなんだ~」位の会話しかしてなかったんですけど。
でもその新品が目の前にあると さすがに皆興味を持つようで 「おぉ~っ!」と
声を上げていました。
今更ながら・・・ (;^ω^)
ウチのマニア 佐々木は「フィンが少し細いかも」「カムホルダーのひげがない」
など、細かい事を言ってましたね。
カムホルダーの ”ひげ?”
そもそも あのリブの部分を ”ひげ” って言うの、始めて知りました・・・
も~・・・ そんなの、 なんでもいいじゃ~ん (;^_^A
でも、燃焼室のコンディションはさすがの新品ですね! とっても美しい (^^)/
バルブガイド入れ替えもシートカットも全て不要の これぞ新品と言う状態です ♪
唯一ブラックの耐熱塗装色合いが、シリンダーなど他の部分と合っていないので
ガンコートだけは施します。
エンジンがガンコート塗装に言っている、その間に・・・
フレーム補強やレイダウンなど、加工を終わらせましょう!
このRCMー581は 前後18インチホイール仕様のコースで、それもいつもより
ノスタルジックな路線でオーダー頂いたもの・・・
18インチホイールに適したフレームメニューを施しています。
フレームがパウダーコートから戻って、スイングアームのフィッティングに・・・
こんな風にいきなり場面が飛んじゃったのは、如何に中村がドタバタしていたかを
物語っていると 捉えて下さい・・・ (-_-;)
リアサスマウント溶接を行い、このあと社内バフ研磨部門でポリッシュされますが
バフ研磨部門も大変込みあっておりまして、本組みは少しの間お預けですね。
ひと足早く、外装ペイントが塗り上がりました!
今までのRCMではなかったパターン、ホワイト&ブラックの火の玉ツートンで
RCMらしく、サラリと捻りを加えてパール系でペイントしています ♪
エンジンもクランクシャフト芯だしやクラッチハウジングのコンバート、そして
ミッションドッククリアランス精密シム調整を終えて、腰下が組み上がりました。
キックスターターシャフトが組み込まれているのが、RCMー581の特徴ですね。
トロコイドオイルポンプKITが間にあっていない為、オイルパンを仮り組みして
腰上の作業に移行・・・
先程の新品シリンダーヘッドのバルブ回りパーツを組み込んで、腰上セクションの
準備を進めます。
週末には何とか一つ トロコイドポンプを回せそうなので、そこでエンジン完成!と
行けるよう、周辺から進めている訳なんです。
まだ前後輪ホイールとスイングアームが組み付けできておりませんが、近日中に
ローリングシャシーも出来上がるでしょう。
今年はとにかく例年と違うペースで、どこのメーカーさんも やたらパーツ在庫が
なく、このRCMー581も いくつかパーツ待ちをしている状況でして・・・
Z系車両は枯渇するわ パーツは来ないわで、もうほんと 散々です・・・ (^_^;)
それでも今はまだ 何とか製作できているZ-1のRCM。
S・Tさ~ん!
ブログでお見せするのが遅くなりまして、申し訳ありませんでした~っ!
ちなみに、先日開催されたRCMオーナーズクラブROCの今年最後のイベント
”年末ミーティング” の模様が、ホームページのROCバナー内にレポートアップ
されますので、そちらも是非見て頂ければと思います (^^)/
今年は29日(木曜)夜の更新を持って、年内最後のブログとなります。
まだご紹介が出来てないRCMシリーズは年越しとなりますが、順次お見せして
行きますので すみません、皆さんもうちょっとだけお待ち下さいね <(_ _)>