こんばんは、サンクチュアリー本店の中村です。
およそ6年ぶりに里帰りをし大幅リメイクを敢行しました、沖縄県在住 M・Hさんの
RCM-265 MK‐Ⅱ・・・
今回は車体&エンジン共に 大掛かりな仕様変更が施されましたが、つい先日完成して
今現在は念入りなロードテスト走行を進行中。
ご紹介しましょう。
RCM-265 KZ1000MK‐Ⅱ リメイクバージョンです。
最初の状態が、こちら・・・
これはこれで シンプルでカッコいいですよね ♪
でも M・Hさんは「より個性的でカスタムZ感の強いマシンに変貌させたい!」と
機内外共に、かなり大掛かりなメニューを選択されました。
先ずは RCMコンセプトポイントカバーに相応しい パワーユニットとなったエンジン。
ピストン&カムシャフトのアップグレードに伴い、もう一度 細部の精密内燃機加工を
見直して施しました。
最近では 空来Z系RCM 5台の内一台が採用する程になった、6速クロスミッション。
もちろん、普通の6速クロスではありませんよ・・・
ロングアウトプットシャフトに 総削り出しのミッションカバー&ベアリングホルダーの
コンビネーション、コウガオリジナル【チェーンラインEVOLUTIONシステム】で
組み込んでおります。
Z系RCMでは推奨メニューとなった このEVO6速システム、通称【EVO6】は
本店Zレーサー3号機でも採用され、國川選手の58秒台ライディングを実現させた
アイテムの一つでもあります。
もう 激しいなんて例えを通り越した、超過酷走行での実戦テストが出来ているだけに
その性能と耐久性は信頼に値するもの・・・
國川選手を始め、多くのトップライダーやコンストラクター達が語っている あの言葉
「レースではストリートの10倍 マシンに負担が掛かっている」の格言通り、厳しい
環境下で結果に繋げられた製品ですから、列記とした根拠を持ってお勧めしています。
今回力を注いだのは、エンジンだけではありません・・・
トルク&パワーが上乗せされたエンジンに対し、OHLINS ExMパッケージの
ラジアルキャリパーサポートを用いて、Brembo製ラジアルキャリパーを採用。
リアサスがより車体中央側にマス集中する様 レーシングレイダウン加工を施工し
スタビリティ剛性高い SCULTURE製スイングアームのサスマウントも移動。
もちろんリアブレーキキャリパーも Brembo製CNCキャリパーに変更済み。
エンジンパワー上乗せに伴ったシャシーの強化も、決して軽視せずに行いました。
ビジュアルも相当変わっており、まず目に付くのが このシングルシート。
こちらもRCM推奨、レーシーな造形美が魅力のTOMO‐FRP製シートカウルで
RCMシリアルナンバーをペイントした M・Hさんの想いが伝わってくるもの・・・
利便性を考慮し 小物入れを新設したシートカウル内には、これ見よがしなワンオフ
シートレールパーツ達が整然として組み上げられており、お見せ出来ないのが残念。
Z1‐Rアッパーカウルも実はTOMO‐FRP製で、造りが良く 寸法精度に優れた
高品質なFRPカウル・・・
皆さんおなじみのカット型スクリーンは もちろん、NITROレーシング製です ♪
当初「シングルシートにアップハンドルの組み合わせって どうなんだろうか?」と
イメージ出来なかったんですが、こうして見ると全然違和感がなく、むしろ今後は
「このパターンも大いにあり」と お勧めできるモチーフモデルになった気がします。
今回のリメイクで 大きくイメージチェンジを果たした、RCM-265 MK‐Ⅱ。
空冷Z系車両は 何年所有していても、なかなか飽きる事のないバイクですから
長く乗り続けるが故に、自分の好きな仕様に手を加えて行くのは 醍醐味のある事。
そういう性質こそが 空冷Zの魅力たる所以であると、いつも感じています。
これは近所の池を背景にした写真ですが、もう間もなくすれば 沖縄のクリスタルな
海を背景にした写真が撮れる事でしょう!
およそ6年ぶりに里帰りし、8年目に納車となった RCM-265 (;^ ^Aスミマセン
M・Hさ~んっ!
来週には配送になるかと思いますんで、またご連絡致しますねーっ!
ちなみに次の、RCM ZRXプロジェクト・・・
サンクチュアリーのRCMらしい 秀抜なマシンにしたいと計画しておりますんで
よろしくお願いします <(_ _)>