こんばんは、サンクチュアリー本店の中村です。
10月も間もなく終わり・・・
年末まで残すところ 僅か2ヵ月となりました。
いやいや、時の経つのが早すぎて 歳を取るのが早すぎて・・・(^_^;)
このまま、オーダーが絶えないRCMに追われる人生で終わりそう(苦笑)
【まだご紹介できてないRCM】 沢山あります・・・
すみません、ブログ頑張りますね ( ;∀;)
本題に入りましょう!
鹿児島在住 M・Hさんが所有されていたZ1000MK-Ⅱをベースに製作!
RCM-653です!
鹿児島から配送されて来た M・HさんのMK-Ⅱ。
最初はサンクチュアリー福岡店での製作をお勧めしようと思っていたのですが
その福岡店が極めて忙しく(ま、本店も忙しいんすけどね・・・ (;^_^A
最近はBASさんのバイク配送が便利と言う事で、本店にて製作を行う事に
なった次第でした。
完成・納車後のメンテナンスは福岡店をご利用頂けますから、ご安心下さいね。
車両お持ち込みでのRCMは大歓迎なのですが、その車両を隅々まで見ないと
問題点が見えないので、各部チェックは欠かせない最初の作業・・・
一見 きれいな車両でも、様々な故障や問題点が潜んでいたりするものなんです。
中でも一番よく見えないのがエンジンで・・・
美しく塗装されたエンジンでも中身に問題アリなんて言うのは、ほぼ殆どの
車両が該当しており「分解してみてビックリ!」と言うのは至って普通の事。
セオリー通り、分解前のコンプレッション測定から入りました。
めいっぱいクランキングして、この数値・・・
決して壊れている訳ではないんですが燃焼室の密閉性能は低下していますね。
この測定値だと普通には走るし 調子が良いエンジンの車両と乗り比べでも
しない限り差がわかりにくいですが、本当は元気がないエンジンなはず・・・
キャブのセットにも影響が出ますし、しっかりオーバーホールをしておいて
損はないでしょう。
SP-ⅡのCTユニットがタンクのすぐ後ろ、シート下に固定されてましたが
これも然るべき位置に移動させたいと思います。
部品を取り外しつつ、痛みや気になるところを丁寧に確認して行く・・・
時々パーツだけバラでお持ち込みされて製作の依頼を頂く事があるのですが
この分解工程を製作サイドであるメカニックが行った方が、より間違いない
仕事が出来たりするもんなんです。
ギボシ端子やカプラひとつ抜くだけでも感触がわかったりするので、電装系も
分解工程が大事ですね。
電装系は一先ず置いておき、これよりエンジン分解にと思った矢先・・・
ここで気が付いたんですが
カムシャフトジャーナルに循環させるオイルラインを造る為のガンドリル穴。
最近では鋳造部の”やせ”が進行してる個体が多いのか、ここの圧入プラグから
オイル滲みするヘッドも増えているみたいですね。
このエンジンでは、その圧入プラグの周辺に削り跡がありました。
削れによるオイル滲みは無い様ですが、塗装を見る限り当時のものではなく
エンジンは再塗装をしていると思われます。
エンジンの再塗装は問題ないのですが、削られている部分を修復しないまま
塗られていたので、ここは直してガンコート塗装しておきたい所ですよね。
と言う訳で、このあと分解に入ったのですが
やはり色々と出て来まして、こりゃ やりがいあるぞ~ (;^_^A と・・・
M・Hさ~ん!
しっかり、生まれ変わらせますからね~! (^^)/