こんばんは、サンクチュアリー本店の中村です。

 

 

新カタログ Ｔｈｅ ＢＩＢＬＥ-１１を受け取られた皆様から、連日に渡って
「今回のバイブル凄いですね！」とか「３０周年おめでとうございます！」と
言ったお言葉を沢山頂いております。

それはもうとても嬉しく、本当にありがたい事だと感謝しております <(_ _)>

 

弊社の常日頃からの怠りが原因で、一部の業者様やお客様にしか送れていない
カタログなのですが ”送る、送らない” を特定している訳ではありません。

お手元に届かなかった方々に対して作為はなく、単に弊社のマンパワー不足が
原因である事、どうか誤解なきよう ご理解頂きたいと思います。

ＮＯＢＬＥＳＴのホームページにて「Ｔｈｅ ＢＩＢＬＥ-１１」を受け取れる
窓口を設けておりますから、遠慮なくご利用くださいね！

 

 

 

それでは本題に！

 

鹿児島在住 Ｍ・Ｈさんが所有されていたＺ１０００ＭＫ-Ⅱをベースに製作した
このマシン。

 

ご紹介しましょう。

 

 

ＲＣＭ-６５３ ＫＺ１０００ＭＫ-Ⅱです。

 

 

当時 サンクチュアリー福岡店が今の３名体制ではなく、梅田一人で孤軍奮闘
していた事から業務過多で、それもあってここ本店で承る事になりました。

鹿児島から柏へ配送され、分解を進める中で各細部に気になる点がいくつも
出て来た事もあり、一筋縄では行かなかった印象が今も記憶に残っています。

 

 

オーナーＭ・Ｈさんが拘られた、タンク上のペイントロゴ・・・

何色にするか、フチドリつけようか、グラデーション掛けようかなど、色々と
打合せをした結果、このキャンディゴールド単色のロゴに辿り着きました。

こうして見ると「これで良かったな～」って感じますね (^^)

 

 

課題を抱えていたエンジンの中でも、シリンダーヘッドのダメージが最も深刻で
複数修正プランを提案するも最終的には良品の中古に交換する形に至りました。

クランクシャフトも最近やたらと多く見かける位相ズレが見つかり、全分解して
ベアリング＆シムを新品に交換するフルリビルドを施工しています。

折角分解したのだからと、コンロッドもＤｉＮｘ製の軽量鍛造コンロッドに交換。
コンロッド交換によりコンディション改善されたのはもちろん、軽量コンロッド
ならではのレスポンスフィールを堪能して頂きたいと思います。

コンロッド、ほんと全然 違いますよ (;^ ^A

 

 

ミッションはもちろん、ロングカウンターシャフト仕様のＮｅｗ６速クロス
ＥＶＯシステム。

フラットなドライブスプロケを二重に配したデュアルベアリングホルダーで
支持した、サンクチュアリー本店＆コウガ店のオリジナルコラボレート製品。

 

 

フラットスプロケのままドライブチェーンラインを１０８ｍｍ～１１０ｍｍに
設定できるＥＶＯシステムの優位性を、最近は皆さんも理解して頂けたようで
そこはとても嬉しい事なのですが、今現在このＥＶＯシステムは完売となって
しまいまして即納ができない状況です。

今後の再販は現在検討しておりますので、暫くお待ち頂ければと思います。

 

 

そんなＥＶＯシステムで装備されたドライブチェーンは、エヌマチェンさんの
ナロータイプ ”ＥＫ５３０ＲＣＭドライブチェーン” で、その薄型なリンク幅が
リアタイヤのワイド化に大変有効なアイテム。

どうにもならない時の５２０化ではなく、５３０で何とかできる、この利点が
今更ながら非常にありがたいアイテムであると感じます。

 

 

そんな足回りは、前後輪１７インチホイール仕様。

もちろんＯＺレーシングホイール・Ｂｒｅｍｂｏブレーキ・ＯＨＬＩＮＳサスの
世界選手権ご用達メーカー品で統一。

独特の存在感と合わせもった性能や信頼性の裏付けは、一流ブランドだけにしか
ない特別なもので、ＲＣＭに相応しいメーカー品での構成だと言えるでしょう。

 

 

ヨシムラ製デジタルテンプメーターは、サンクチュアリーＩＭＣのオリジナル
カーボンメーターパネルを介して取り付けしました。

テンプメーターに隠れてハンドルバーに貼ってあるステッカーが見えませんが
防振対策でのヘビーウェイトグリップエンドが取り付けできるデイトナさんの
ＲＣＭコンセプトハンドルバーを装備しています。

 

 

 

こうして完成した、ＲＣＭ-６５３ ＫＺ１０００ＭＫ-Ⅱ。

近年の傾向として予定よりも製作時間が掛かってしまったのは事実なんですが
その分、ご納得頂ける仕様で仕上がった事かと思います。

 

 

サンクチュアリーを創業して３０年、ＲＣＭ生誕から２５年が経過した今でも
空冷ＺがＲＣＭの中で圧倒的に多いのは、空冷Ｚならではの趣があるからで
その深み、面白さは、やはり ”空冷４発エンジン” にあるのだと強く感じます。

 

だからこそ

 

だからこそ 今後ますます入手が難しくなる空冷Ｚ、それもシリアルナンバーが
付帯されたＲＣＭ Ｚに、Ｍ・Ｈさんは価値を感じてくれたのだと思います。

 

 

Ｍ・Ｈさ～ん！

車検継続もしっかり終わりまして、今週からロードテスト走行に入りますので
上手く運べば２０日前にお渡しできる状態に仕上がると思います！

 

大変お待たせ致しました！

以前とは格段に違う乗り味、そのフィーリングの違いを是非体感して下さい！

メンテナンスの拠点としてサンクチュアリー福岡店は本当に頼りになります。
少し遠いかも知れませんが、私の方から店長の梅田には伝えておきますので
今後は福岡店も是非ご利用下さいね～！