こんばんは、サンクチュアリー本店の中村です。
はぁ~はぁ~言いながらブログ書いてるのは、自分くらいじゃないでしょうか。
自分ごとながら(変だよなぁ)と痛感しております (;^_^A
今なにが大変かと言いますと、RCMのオーダーが目白押しで連投続きである
事だけでなく、実は今年の4月から「仁科が地元山梨」で「梅田が九州福岡で」
それぞれサンクチュアリーの店舗を構える事となっており、その準備に追われ
毎日ドタバタになっていると言う訳でして・・・
ダブルですよ、ダブル ( ̄▽ ̄;)
この辺の進捗状況は、もう少ししましたら皆さんにしっかりお伝えしますので
よろしくお願い致します。
それでは本題 !
東京都在住 H・Kさんからお預かりした、このマシン・・・
RCM-633 KZ1000MK-Ⅱです。
旧車専門店さんで購入されたばかりのMK-Ⅱを、時を開けずしてサンクチュアリーに
持ち込まれ、ちょいカスタム仕様だったマシンを一気にここまで変貌させました。
最初は【RCM】としての製作では無かったんですが 進めてメニューを変える都度に
「こりゃ、どう見ても立派なRCMだ!」となり、シリアルナンバーRCM-633と
して仕切り直したんです。
カラーリングから各部パーツチョイスに至るまで、オーナーH・Kさんの指定による
フルオーダーメイド。
H・Kさんの このマシンへの期待と情熱が伺える、そんなビジュアルだと感じました。
190サイズのワイド幅タイヤを履いたリアホイールは、17インチホイール仕様の
RCMである事を堂々主張・・・
極太リアタイヤに合わせて フレームにはサンクチュアリーオリジナル補強ST-Ⅱを。
295mm幅ワイドスパンのリアサスレイダウン、そして21mmオフセットされた
ドライブチェーンラインに対応するインライン処理など、前後輪17インチホイール
のスペックを満たすべく、より正確に、より完成度高い精度で仕上げられています。
世界最高メーカーパーツで構築された足回りには 無言の迫力と説得力があるもの。
OHLINSサスにOZレーシングホイール、Bremboブレーキキャリパーと
SUNSTARディスクローターの組み合わせは、いずれもロードレース選手権に
正式採用されているメーカーアイテム。
選ばれし一流メーカーだけが持つ性能と信頼感は、代えがたき逸品であるでしょう。
一番最初の予定ではエンジンに手を入れずのコースだったんですが、4気筒共に
コンプレッションが低く、また気筒間のバラつきが大きかった事から急遽分解。
ならば「迫力ある排気圧サウンドが欲しい!」となって、ビッグボア化を筆頭に
ポート拡大研磨・ビッブバルブ&ハイカム化と、一連のチューニングコースへ
となると さすがに熱対策は月並みでない方が良いとなって、トロコイドオイル
ポンプ&深底オイルパンのコンビネーションKITを採用。
これで潤滑系統は安定しますから、真夏でも熱ダレは最少になるでしょう (^^)/
そんなエンジンの精密内燃機加工は、ノーブレストの専門部門ディンクスで施工。
シリンダーヘッド プラグネジ穴のタイムサート不具合など、今回分解しておいて
良かったと思います。
修復作業はもちろんの事、ビシッと均一数値で精密内燃機加工されたエンジンは
乗っていて気持ち良いですよ~ (^_-)-☆
コックピットビューを見ても、RCMオリジナル系のパーツが多数装備されてます。
当初、RCMとしての概念でスタートした訳ではなかった持ち込み車両のMK-Ⅱが
RCM-633として新生し、ありとあらゆる部分の違いを感じてくれる事でしょう。
以前一度ご来店され、その際に跨られ車体を起こした時「軽いっ!」と感動して
おられたH・Kさん。
車体ロール軸がノーマルと別モノになってますから、実際に走られた時は更なる
感動が待っておられる事でしょう!
担当した佐々木もさながら、メカニック達からも中々評判が良い RCM-633。
確かにここまでやれたら、もう満足度はMAXでしょうね! (^^)v
H・Kさんがイメージされたカラーリングや仕様に仕上げられた事もさながら
今週末の納車は以前より約束していた納期で、それを守れた事も良かったです。
今日あたりは寒さが厳しいですが、週末は好天で春らしい陽気になるでしょう。
まだエンジンの慣らし走行が必要ですが、ぜひ乗られてみて下さいね!
本格的なシーズンを迎えましたら、RCMオーナー達によるROCイベントも
目白押しとなりますので、ご興味ありましたらご参加頂ければと思います (^^♪