こんばんは、サンクチュアリー中村の中村です。
栃木県在住 F・Mさんからオーダー頂いたMK‐Ⅱが、先日完成を致しました。
F・MさんにとってはRCMー431 Z-1に続く、2台目のRCMです。
実は本日 雨降りでしたが、栃木のご自宅まで配達して無事納車が完了・・・
ご紹介しましょう。
RCMー567 KZ1000MK-Ⅱです。
Z-1のRCMに続き、2台目も空冷Zと言う選択でしたが、間もなくMK-Ⅱが
手に入らなくなるかもしれないと言う危機感から 迷わず「MKーⅡで行く!」と
決定されました。
でも 皆さんが感じた通り、一瞬見ただけだと「Z1-R?」に見えるかも・・・
ですが、正真正銘 MK-Ⅱなんです。
このマシンのコンセプトの一つが「楽に乗れる事」と言うテーマで、そうなると
「アッパーカウルはあった方が良い」と言う事になり、MK-Ⅱに似合うとしたら
Z1-Rのカウルだろうと、取り付けをしたんです。
でも せっかくのMK-Ⅱなのだから、気が向いた時に パパッ!とカウルを外せて
MK-Ⅱ本来のマスク回りに出来る構造にしました。
Z1-Rだと、只カウルを外しただけではZ1-R特有のアッパーカウルステーと
特殊なライトリムが丸見えになりますから、それではダメ・・・
カウルを外した時に 普通のライトケース&ライトステーがあって、そのまんま
正にMK-Ⅱに変身する・・・
それもカウル脱着が簡単に出来ると言う、そんな仕様で造り込んだんです。
カウルをサッと外せば、ヘッドライトやメーター そしてウインカーも移動せずに
すぐに走り出せる・・・
なるべく楽に乗りたいとのコンセプトから、ハンドルバーもいつもより少し高い
ものにしており、ハンドルバーの位置ありきで決まるZ1-Rアッパーカウルも
その影響で、少しだけ高い位置にレイアウトされました。
1台目のRCM-531 Z-1がトルクフルなスペックのエンジンに対し、今回の
RCMー567ではオーバーホールに重点を置いたライフパッケージ仕様・・・
あくまでもダルに乗れる事・・・ 気軽に走れる事を意識した事から、あえて
パワーソースを控えめにしています。
最も 吸排気系と点火系のアップグレードにより、実用速度域でのフィーリングは
充分なものになってますから、ノーマルよりも遥かに楽しめると言えるでしょう。
デイトナ製 RCMコンセプトシートも、その幅狭形状から足つき性が大きく改善。
これもまた乗り易さ、扱い易さを追求する上で必要不可欠なものだと言えます。
外装カラーは オーナーF・Mさんからのリクエストで、発色良いパールホワイト。
この「発色」も実はこのマシンのもう一つのコンセプトで 存在感を全面に出した
カラー選択なんです。
ゴールドOHLINS製フォーク、Brmbo製ラジアルGP4RXキャリパー。
そして O・Zレーシング製GASS RS-Aのチタニウムアルマイトホイールと、
1台目のRCMー431が渋め路線だったのに対し この2台目RCMー567は
発色の明るいカラーチョイスで構成。
当然スイングアームも鏡面ポリッシュ仕上げで、目に映る印象は煌びやかなもの。
色から受ける印象だけでは足りないと、更なる存在感にアームスタビライザーを
追加溶接しています。
EXはナイトロレーシング製のチタン手曲げ&コニカルチタンV-Ⅲサイレンサー。
もちろん、色のついたヒートポリッシュ! (^^)
オーナーのF・Mさん いわく
「431はクロウトさんから注目浴びるんだけど、シロウトさんから受けが悪い」
「今度はシロウトさん達に注目を浴びるような、そんなマシンを造りたいんです」
「たぶん 色なんですよね、あちこち色を付ければシロウトさんに注目される」と
キッパリ言っておられました。
なるほど、これはこれで 確かに一つのコンセプトなのかも知れない・・・
そう感じて 創意工夫?(色の)に、臨んだんですが・・・
何か・・・ ようするにハデに出来ればいいと取り組んだんですが、なぜか
ハデになり切れてないような・・・ (^ ^;)
まぁ、いつもより発色の存在感は強いマシンに出来たと思うんですけど、どうも
自分達から見ても「う~~む・・・ まだ 違うんだろな~・・・」 ( ̄▽ ̄;) と
F・Mさんのリクエストに応えられてない気がして、おもわず「すみません」と
謝ってしまいました・・・(苦笑)
どうです?
とにかくカラフルでピカピカに、なるべくシルバー色やゴールド色のパーツを
多用してと努力したんですが、何となくまだ渋さが残ってしまってる気がする。
特にこの画像なんか、実にRCMらしくて カッコいいかと・・・ (;^_^Aフゥ
F・Mさ~ん!
すみません、デコレーションバイクの世界を もう少し勉強しますね~ ( ;∀;)
でも 一番重視していたコンセプトである「楽に乗れる事」は、しっかり達成
出来てると思いますんで、用途に応じて1台目のRCMー431と乗り換え
しながら楽しんで頂ければと思います ♪