こんばんは、サンクチュアリー本店の中村です。
また、降りましたねぇ~ 雪。
雪が降ると ブログ書けなくて・・・ ( ̄▽ ̄)フ
などと、たわごと言ってすみません。
久しぶりのブログ更新になってしまいまして、何となく今 気が引けてます (;^ ^A
”ゼッケン39最後の挑戦” シリーズは 渾身の力を注ぎ切って書き込んでいるので
昨年の後半からチマチマ書き溜めて来たんですが、燃え尽きたと言いますか・・・
とにかくマインドが切り替わるのに時間が掛かりまして申し訳ありません <(_ _)>
これより、いつもの日常に戻りたいと思います!
また、納車してからのご紹介になってしまいましたが、東京都在住 Y・Gさんから
オーダー頂いたRCMをお見せ致しましょう。
RCMー574 KZ1000です。
もうZ-1が だいぶ手の届かない存在になっている今、KZ900&1000ならと
考えてる方々が多い事かと思いますが、とんでもない。
ここ1年ほどでKZ900&1000も、驚くほどに相場価格が高騰しちゃいまして
それを知って思わず「うそでしょ・・・」 と、つぶやく始末。
空冷Zは一体どこまで行くのかと、信じられない思いでいます。
17インチホイールシャシーで製作された、RCMー547 KZ1000・・・
ZRX1200の純正中古ホイールを用いましたが、ここまできちんと造り込んで
おけば、先々ボルトオンに近い状態で O・Zなど、レーシングブランドメーカーの
ホイールに交換するのは容易いですから、コスパ優先でアリな選択だと思います。
高額パーツに拘り過ぎると 予算的に中々実現できないですし、そうこうしてる間に
肝心なベース車両がどんどん値上がりして、気が付けばもう買えなくなった・・・
なんて事になったら本末転倒と言うもの・・・
フレームを専用に加工して造り込み、前後足回りも最低限 ステム&スイングアームや
サスペンション、ブレーキなど、ある程度の水準を保った仕様であれば、走行性能は
そこそこに満足できる仕上がりだし、ここから部分的にアップグレードして行く事は
むしろ楽しみを残している状態とも言えるでしょう。
いきなり何もかもと言うフルコースも もちろんありますが、皆さんそれぞれの予算に
合わせてメニュー決めをすれば、ちゃんと元気に走る 新車並みの空冷Z系車両を手に
入れられると言うわけなんです。
フューエルタンクはZ-1のリプレイスもの、新品に変更しました。
カラーリングはY・Gさんからのリクエストで、KZ1000のノーマルカラー
リンカーンブラックベ-スに純正ゴールドラインの、あえて ”捻り無し” ・・・
テールランプとテールカウルはKZ1000のものとし、KZ1000らしさを
強調しました。
テールランプはすぐ見分け付きますが、テールカウルはよく見ないと その違いが
わかりにくいんですよね。
左右サイドカバーとエンブレムもKZ1000のものを採用・・・
ここもZ-1と明らかにデザインが違うのですが、”KZらしさ” 路線で行きました。
シートはZ-1用ですが、デイトナ製RCMコンセプトCOZYシートをヒンジ部を
加工して取り付けしています。
メーターインジケーターも、KZ1000のものとしました。
ハンドルはもうすっかり定着した、デイトナ製RCMコンセプトハンドルバーと
振動の低減に大きく貢献してくれるRCMコンセプトグリップエンド。
このRCMコンセプトハンドルとグリップエンドのコンビネーションは、本当に
優れもので、デイトナさんにはひたすら感謝です (^^)
エンジンはRCMライフパッケージメニューですが、最も重要となる内燃機加工は
精密な数値で全て施しており、非常に良好な状態に仕上がっています。
トルク&パワーをより追求すれば 乗っていて面白いエンジンになりますが、先ずは
完調である事・・・ ここが一番大切な要素であり、その為にも精密内燃機加工は
軽視してはいけない重要な工程なんです。
サンクチュアリーには今もまだ、RCM用の空冷Z系ベース車が数十台あります。
10年程前から値上がりし始めていたZ系車両を、少しづつ溜めて来たんですが
当初 まだ安価だったベース車も4~5年ほど前からグングン高騰し、ここ1年は
もはや手が付けられないほど値上がりした為、なかなか買い足しが出来てません。
それだけに
今のベース車在庫も、おそらくはあと1~2年で ほぼ無くなると予想しています。
それでもまだZ-1、Z1-R、MK-Ⅱのベース車は、減りながらも在庫があって
それらがある限りは造り続けられるんですけど、ベース車自体の価格は日に日に
上がっており、結果 この1年でだいぶ高額化する傾向になりました。
それでもこのRCM-574の様に、KZ900&1000をベース車両にしたり
部分的に良品中古パーツを用いるなど工夫を凝らせば、以前ほどでは無いにしろ
現実的な価格で実現する事ができますから、やり方一つなんだと思いました。
KZ900&1000も いよいよかと言う値段になりましたが、Z-1と比べれば
まだ比較的リーズナブルな価格帯だし、空冷Zとして立派な機種ですから今更ながら
見直されて来ていると感じます。
後期型であるKZ900&1000の方が、フレームの一部にメーカーでの補強が
加わってたりと進化してる部分もありますから、自分の様に ”年式”とか ”型番”とか
そういう部分にまるで興味がない方達だったら、むしろお勧めの機種だと思います。
Y・Gさ~ん!
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お待ちしてますね~!!!