こんばんは、サンクチュアリー本店の中村です。
今更なんですが、最近の物価高に本気で嫌気がさして来ました・・・
デフレ脱却への物価上昇率達成はいいんですが、あまりにも急激すぎますよね。
特に為替は酷い・・・ ひどすぎる・・・
この円安・・・ 絶対 ありえないですよ。
衣食住関連をはじめエネルギー費まで高騰してるのは為替に問題があるからで
輸入頼みだった今までの日本を考えると 円安の家計への直撃はすさまじいもの。
「いくら何でもやりすぎだよ 」 って、感じずにはいられません。
何が言いたいか・・・
「車やバイクの部品も高くなりすぎだ」って、言いたかったんです (;^ ^A
それでは本題に!
まだご紹介できてないRCMが未だに何台もありましてね~・・・ ( ̄▽ ̄;)
そんな訳で今回もご紹介します。
千葉県在住 T・Mさんの、このマシン
RCM-630 CB1100RDです。
サンクチュアリーのRCMは、その機種の大半が「空冷Z系中心」なんですが
Ninjaやカタナ、ZEPHYRやZRXなど他機種も意外に多くありまして
このCB1100RなんかもZ系以外のRCMとして実に特徴的ですね。
このRCM-630、元々は手頃な価格で入手できたCB1100RDがあり
どう扱うか考えた末に、RCMクラフトマンシップの新規製作デモ車両として
自分達サンクチュアリーで「好き勝手に造ろう!」と作業を始めたところに
先行でT・Mさんが「購入したい」と名乗りをあげられたもの。
最初クラフトマンシップから始まり、続いてオーダーメイドへと切り替わって
T・MさんのRCMとして製作が進みました。
CB1100RもCB-F系と同様、エンジン内パーツの入手が最も難易度高く
このRCM-630でも苦労しまくったんですが・・・
以前からストックしておいた新品パーツ群を投入した事で 比較的容易に進行。
この先、CB1100RのRCMを製作する事が出来るのかわかりませんから
もったいぶって持っていても仕方ないと思いきって投入したんですが・・・
手元にあった貴重なストックパーツがだいぶ目減りしてしまったので、何故か
さみしい気持ちになりました・・・ (^_^;)
美しいナイトロウェルドチタンエキゾーストが装備された肝心要のエンジン。
内燃機加工はもちろん、全てDiNxで施工。
クランクシャフトはジャーナルラッピング後にダイナミックバランスを施し
シリンダーはボーリング後 ロッテラーH85Aによるホーニングで精密な
クリアランスでの仕上げを実現。
バルブガイド入れ替え&シートカットは同軸度に拘った仕上げで16バルブ
全てバラつきない精密さを追求。
内燃機加工がしっかり出来ているエンジンは実に調子が良いものなんです ♪
フロントフォークはサンクチュアリーを母体たるノーブレストがリリースしてる
OHLINS 21FF5210倒立フォークでのExMパッケージ。
ブラックボトムの大部分がアッパーカウルに隠れている為、黒い部分の存在感が
抑え気味になっていてバランスよく見えます。
更にはBremboブレーキキャリパー&O・Zレーシングホイールと、世界で
最もレースで使用され、世界で最も実績がある、世界最高峰のメーカーだけに
拘ったパーツの構成となっております。
ローリングシャシーは17インチホイール仕様で、CB-F系よりもフレームの
ヘッドパイプ位置が低いロール軸のCB1100Rにマッチング良し!
17インチ化にあたっては、リアサスをレイダウン加工する際に 左右取り付け
幅を295mmにワイドセット化させてSCULPTUREスイングアームを
フィッティングさせました。
フレーム加工に関してはRCMならではのオリジナル工法で造り込んでいます。
外装カラーリングはノーマル風としつつも「僅かに捻りを加えた」アレンジ仕様。
赤と青はトーンをほんのり濃くしたキャンディカラーで、各部ロゴもペイントで
質感高い仕上がりにしています。
シートレザーも張り変えてますが、汚れが目立つ赤はやめ 黒のレザーとしました。
メーターはSTACK製を用いた、オリジナルの3連。
裏側にあるブラケットやカーボンメーターパネルなど、このRCM-630専用で
全てワンオフしました。
パッと見 さり気なく取り付けられてますが、実は造りものの集大成なんですわ。
アッパーカウルはカウルステーごと10mmローダウンしており、スクリーンも
ハンドメイドでカット加工したもの。
”R” の称号を与えられたマシンですから、よりレーシーなフォルムにしてます。
やっかりカウルの小顔化は カッコいいですねぇ~ (^^♪
空冷Z系はもちろん、今後旧車系のRCMは実現が難しくなる一方でしょう。
正直 今回のCB1100Rなんかは特に難しく、実際このRCM-630が
最後になるのではと、現段階では本気で思っています。
ベース車価格もさながら、純正部品も含めて沢山のパーツが値上がりしており
【部品の調達】だけでなく【部品の値上げ】とも戦っている状況で・・・
3~4年前までは、ここまで難易度 高くなかったんですけどね~
だからね
物価高、急すぎるんだってば・・・ ( ̄▽ ̄;)
RCM-630 CB1100R
フレームを専用に造り込み、世界最高峰メーカーの足回りパーツだけを用いて
エンジンには洗練された精度の内燃機加工を施し、電装系も現代仕様で一新。
ルックスだけでなく スポーツバイクとしての動性能に着眼して頂きたいですね。
”CB1100R” と言うより
”RCMのCB1100R” であると言う事
そこを実際に乗って 走って、驚いて頂きたいと思ってます。
T・Mさ~ん!
製作に約2年間・・・ 大変お待たせしまして申し訳ありませんでした <(_ _)>
もう梅雨入り間近ですが、ご指定いただいた日に納車させて頂きます!
本当にありがとうございました!