こんばんは、サンクチュアリー本店の中村です。
最新版カタログ「The BIBLE-11」の製作に追われた日々も終わり
ようやく、いつもの日常を取り戻したサンクチュアリー本店。
そもそも、本来であれば今年の東京モーターサイクルショー(3月開催)に
カタログを間に合わせようと進めていたにも関わらず、それが4月、5月、
6月、7月、そして8月末へとズレ込んだ背景には新製品開発が絡んでいた
からで、如何に不定期発行なカタログとは言え不本意な遅れとなりました。
早くせねばと やりきれない思いは募りましたが、カタログ発行時期ありきで
製品開発をする訳には行きません。
”新製品開発ありき” で発行に至った新カタログ「The BIBLE-11」
8月31日に届きますので、皆さん是非 楽しみにお待ち頂ければと思います。
それでは 本題に!
群馬県在住 K・Sさんの、RCM-696 Z1-Rです。

お初にご紹介します、このRCM-696 Z1-R・・・
「まだご紹介できてないRCMシリーズ」実は山ほどありまして、この696も
水面下で着々と製作が進められていた1台でした。

年々 個性を追求するマシンが増えている様な気がしており、このRCM-696も
そんな拘りの仕様・・・
トランスミッションは迷わず、サンクチュアリーメカブランドNew6速クロスを
最初からメニューに含めていました。

ただし、平凡な6速ミッションにあらず・・・
ロングカウンターシャフト仕様のドライブチェーンラインEVOシステムです。
昨年の秋、最初に見積もりした時からメニューに含めていたのでキープできて
おりましたが 今はこのEVO在庫ゼロとなっており、ギリ セーフ (;^_^A

担当メカの永井が手にしているのは、ディンクス製の鍛造ピストン。
この頃の永井は、ちょうどYoutube動画でご紹介しているゼファー1100の
カムチェーン&プライマリーチェーンガイドの開発が重なっていた時期でして
新カタログ「The BIBLE-11」に 翻弄されながらの作業でしたね・・・

ディンクスでの電子制御マシン H85Aによる精密シリンダーホーニングにて
仕上げされたスリーブの精度が伴って、はじめて良さを活かしきれるピストン。
非常に優れたピストンなのですが、こちらも在庫希薄で間に合っていないのが
唯一の難題です・・・

ディンクス5.5mmステム径ビッグバルブと、そのKITに付属されている
専用リテーナー。
インナーシムはZZ-R1100やTL1000用を使っているので、欠品が
目立ち始めた 従来のGPz1100用やゼファー系のシムを使用しておらず
そのため シム調整に困らないのも利点です。

タイミングホイールを用いて バルブタイミングを調整。
このRCM-696はシングルプラグ仕様のエンジンなので コンプレッションは
攻めた数値に設定しておらず、吸排気動弁系のスペックをパワープラントとした
エンジンに仕上がる事でしょう。

異例となる早さの進み方で、7月にはエンジンが搭載されていました。
このシルエットを見てお気づきになったと思いますが、レーシングレイダウンに
リアフレーム回りと、この後オリジナルでシートレールをワンオフする予定。
そう、この696はシングルシート仕様車で、新カタログ BIBLE-11から
久々リニューアルされて復活する ”RCMコンセプトTOMO-FRPシート” を
取り付けする訳なんです。

6速EVOシステムのデュアルベアリングホルダー部は、赤/黒ツートンカラーで
車体回りも赤をワンポイント配色したコーディネートになる予定。
あくまでもワンポイントの配色で、決してやりすぎませんから ご安心を (^ ^;)

またまた「BIBLE-11」でデビューするNewパーツ、サンクチュアリー
メカブランド製 Z1-R用アッパーカウルフレームマウントブラケットを装備。
車両製作と開発を同時進行させて来たのですが、思わぬ活躍ぶりを見せたのが
緑色の部分 3Dプリンターによる試作品でした。
最近本店では この3Dプリンターの出番が異常に多く、シャシーダイナモより
活躍してくれているほど・・・
この3Dプリンターについては、またいずれ詳しくご紹介させて頂きますね。

新カタログ「The BIBLE-11」から登場するNewパーツ群満載の
RCM-696 Z1-R。
9月には完成する事でしょう!
K・Sさ~ん!
画像送ってなかったので、代わりにブログでお見せしましたよ~! (^^)/
= お知らせ =
RCMオーナーズクラブROC 日帰りツーリング
9月21日(日曜) 長野方面
ROC公式ラインにて送付しており、掲示板も開いているとの事です!





