空冷Zで 速さを追求する・・・
これはサンクチュアリーを創業した1995年以前より 私自身が追い求め続けて来た
Zへの想いであり、その30年越しとなるスピリッツは 今も尚、サンクチュアリーの
RCMに息づいています。
1970年代に生誕したZは 当時、今で言うスーパースポーツとしての存在・・・
それが時を経て、いわゆる旧車と扱われて行くのを 私は受け入れられませんでした。
2000年代に入り、水冷エンジン当たり前の高性能車が 次々登場して来る中でも
空冷Zで臨む・・・
愚かと罵られようが、これからも最強・最速の空冷Zに 拘り続けて行く事でしょう。
S・I さんの RCM USA A16R‐005(その6)です!
前回 オリジナルのアルミワンオフタンクが完成し、この005のディテールが
見えはじました・・・
オーナー S・Iさんからのリクエストで、現行スーパースポーツ車のシートカウルを
装備する事となり、暫定ながら取り付けをしてみました。
そんな S・Iさん、ある製品が届いて
「うぉぉぉぉ~~~! いいねぇ~~~!!!」 と、テンション上がりまくり!
PAMS製 完全オリジナルの、総削り出しスロットルボディでした!
こりゃあ 確かに・・・ 中村も愛機 A16R-001用に欲しい・・・ (^▽^;)
実はS・Iさん、10年以上も前の江戸川区時代に 以前乗っていたRCM Z-1を
インジェクション化したいと誠太郎に相談していた経緯があったんです・・・
その頃実現できなかった想いが 今こうして具現化しつつありますから、喜びも一層。
空冷Zにおけるインジェクション化の その高性能ぶりは、先のZレーサー3号機でも
実証済みで、とにかく「こんなに違うのか!」と言うのが正直な感想・・・
中村自身 愛機001に採用する際に、キャブが好きなんだけどな~ と言っていながら
今はもう絶対戻れません (;^ ^A キャブヤダ
最大の難関であった 外装パーツフィッテングの終わりが見えて来たので、今の内に
製作しておいた方がよい シートベースもワンオフし・・・
下地研磨を施して、アルマイト処理工程へ旅立ちました。
このシート製作と言うのは早めに進めておかないと、最後の最後で 遅れの原因に
なりますから、ここは段取りが重要なんです。
フレーム スイングアームピボット部に、角度を刻んだ治具を圧入して・・・
Zレーサー3号機と同じように、ピボット位置を可変できる構造にしておきました。
将来セットアップ変更で位置を変えたくなった時に 役にたつと言うのが前提ですが
見た目カッコいいと言うのが 本心?・・・ (^^;)
フレーム加工の最終工程、ステアリングストッパーの溶接とイグニッションスイッチ
集中ロックのブラケット溶接へ・・・
ステアリングロックブラケットを溶接し、これまた将来 フレームマウント固定式の
アッパーカウルを取り付けたくなったら 容易にできる様、カウルステーマウントも
ヘッドパイプに溶接・・・
これにてA16スタートエディション仕様フレームに オプションで幾つか手を加えた
A16R-005フレームがコンプリート!
この後はいよいよ 粉黛塗装工程へと向かいます!
S・Iさ~ん!
次回あたりからはエンジンの模様、お見せして行きましょうかね~っ! (^^)/