こんばんは、サンクチュアリー本店の中村です。
パシフィコ横浜でのノスタルジック2Daysが無事に終わりまして・・・
25周年記念モデル RCM-689 Z1-Rを筆頭に、延べ4台のデモ車達も
概ね全ての作業を終え、何とか展示まで辿り着けました。
昨年後半からの本店の忙しさと言ったら、そりゃ~もう尋常なレベルではなく
自分はお忍びで正月に二日間ほど出勤し作業したんですが、あれがなかったら
とてもじゃないですが間に合わなかったな・・・ と、ヒヤッとしましたね。
この後も納期が遅れてるRCMの完成に向け、メカニック達全員一丸となって
取り組みますが、自分のハードペースに皆よく着いて来てくれているものです。
改めて現場のメカ達を認めざるを得ないし、個人的にも嬉しく感じます (^^ゞ
さて、本題に!
デモ車4台の中に、今年も一台だけZ900RSがあります!
今週末発売の「月刊ヘリテイジ&レジェンズ誌」自分のコラムページでも詳細を
ご紹介しているマシン。
Z900RS RCM-658 製作中!(その2)です!

ノーブレスト製品業務部ブログで吾希人が見せてますから、もはや隠す理由も
さしてないのですが、それでも自分のブログは当初のシナリオ通りにご紹介を
して行きたいと思います。
カラーリングはお馴染み ワイエフ深澤さんと「あ~でもない、こ~でもない」
さんざ打ち合せして、結局 中村好みの上のデザインに決定しました。

永井メカが社内PCで作図しているシーンは、もはや日常茶飯事の出来事に。
何の図面を作っているかと言うと・・・

昨年より企画が始まっていた Z900RS用オイルクーラーKITの開発
そのオイルラインを取り出すアタッチメントの作図に取り組んでおりました。
こうして「社内で3Dモデリングが出来る = 内製開発」と言う図式に則り
オリジナルパーツを開発するのに絶対必要不可欠なスキルとも言えます。
そして、この3Dモデリングをベースに展開しているオプションが・・・

3Dプリンターでの試作です。
いきなりマシニングで切削するのが心配な時、試作前の試作として役立つ存在。
今やノーブレスト製品業務部にとって欠かせない工程となりました。

そんな3Dプリンターで進めて来た OHLINSステダンExMパッケージ。
こちらはジュラルミンからの削り出しで、本当の試作が出来上がりました。

昨年の新カタログ「BIBLE-11」の発行を機に、既にリリースされている
OHLINSステダンExMパッケージのZ用やカタナ用 同様に、セパハン車
専用品として開発が進む、Z900RS用のステダンExMパッケージ・・・

この開発を機に、新たな機能「アジャスタブルフォーククランプ」を試す事に。
ステアリングダンパー本体をトップブリッジと平行に保つ為 どうするか・・・
機種別があり、正立フォークや倒立フォークがあり、フォークオフセットまで
絡んで来ると もうアジャスト機能を発揮させるしかないとツーピース化。
先に3Dプリンターで確認ずみでしたが、実際試作が出来上がって取り付けて
みると、「これは良い!」と言う優れたものになりました。

Z用、あるいはカタナ用で、昨年オーダーを頂き納品している分に関しては
アジャスト機能がないリジットクランプでしたが、既にご購入を頂きました
業者様や個人ユーザーの方で「このフォーククランプの方にしたい」と言う
場合は交換をさせて頂きますので、ご一報頂ければと思います <(_ _)>
オイルクーラーKITの方に戻りましょう

現存するナイトロレーシング製のNinja用ラウンドオイルクーラーコアを
Z900RS用ラウンドラジエータに重ねて見ましたが、このサイズと厚みは
直感的にNGだと感じました。
そもそもオイルクーラーが不要のエンジンに オイルクーラーを追加する訳で、
大型で厚みのあるコアを付ければ極端なオーバークールに至りますし、更には
循環系統への油圧負担が大きくなるのは必須・・・
見た目を重視して機能不全を起こす位なら、そんなパーツを輩出したくないと
別のプランへ切り替えました。

これは先程のNinja用コアより厚みが僅かに薄いEARLS社製のコア。
それを ナイトロレーシング製ラウンドラジエータのRに合わせて曲げ直して
まだ暫定ですが、Ninjaの様に取り付けしてみました。
いくらか薄くなったとは言え、まだコアが厚い・・・
現時点では他の部品も開発しなければならず、ひと先ずコアはこれを基準に
進めて行く事に・・・

最初に3Dプリンターで積層していたのは このオイルラインのアタッチメント。
大手4輪サプライヤーさんの協力もあって、サーモスタットを内蔵させてます。
ここは良し!

オイルホースは最短の長さでレイアウト。
Z900RSのオイルポンプはトロコイドローターですから 油圧はしっかり
確保できていますが、元々なかったオイルクーラーと言う抵抗になる部品を
後付けする訳ですから、心臓であるオイルポンプへの負担は最小限にしたい。
だからこそ、オイルクーラーコアの容量も少なくすべきなんですが・・・

う~~~ん・・・ まだコアが大きすぎますね~ ( ̄▽ ̄;)
暫くはこの状態で開発を続けて行きますが、これではダメです・・・
と言う訳で、もうオリジナルのオイルクーラーコアを製造する事に決めました!
そのコアの厚みは26mm程で、12段程度とし、横幅も10インチ程に留めた
ラウンドオイルクーラーコアである事。
藁の家ではなく、木の家でもない・・・
レンガの家を求めて、そんな志で進む Z900RS Newパーツプロジェクト!
新たな製品開発の鍵を握るデモ車、RCM-658 Z900RSの真の完成は
もう少しだけ先になりそうです。





