先日ひょんな事から、買取りとなったCB1100RD。 しばらく動かされず、保管されていた
完全フルノーマル車で、小錆びがあったり埃こそかぶっている物の、程度はバツグンに良好!
このままオークションに出そうか?とも思ったのですが、それじゃあまりにもツマラない!と
言う訳で、なんと”RCM”化する事に決定!これからしばらくの間、このCB1100RDでの
RCM製作工程をレポートして行きますので、みなさんよろしくお願いします。
担当メカはおなじみクロメカとフレーマー藤本。RCMにふさわしい車体とエンジンにするべく、
細かい打ち合わせが始まります。もちろん私・中村も製作チームの統括で参加いたします。
ここまでノーマル完品車だと「カスタムするのはもったいない」と、言う方もおられるでしょうが
何故かぜんぜん抵抗感がありません・・(笑)。発売当時は先鋭的で”R”の称号を与えられた
CB1100Rも今では絶版旧車の内の一台。現代の”R”称号にふさわしきマシンにしたい!
それにこの辺の車種なんかだと、マニアの方達がノーマル系を維持しながら所有されている
ケースの方が多数派でしょうから、逆にしっかり造り込まれたRCMの方が面白い!てな訳で
まったく後ろ髪引かれる事なく、CB1100RD・RCM-156 プロジェクト。スタートです!
メーターの積算は511キロ。ホントがどうかわかりませんが、ホントだったらスゴイですね~。
メーターはチョットやぼったい気がするので、より現代的で先鋭なモノに変える予定です。
ホイールは17インチ化するのですが、シャシーのジオメトリーが、かなり大きく変わるので
分解前に各部の測定をします。ノーマルのディメンション数値を控えておく大事な作業です。
この辺りのデーターをとらず、やみくもにパーツ交換だけして行くと、走らないバイクになります
ステムヘッド・ホイールベース・etc。 直立させ、空車1G状態での数値を記録しておきます。
テールも1番高いとこで測定。このあたりは完成後、シャシーセットの基準参考値になります。
CB1100Rの車体数値は、以外にも平凡な数値でした。「こりゃ~良いマシンになるかも!」
フレームは少補強にとどめ、前後サス強化と、最新ハイスペック・ラジアルタイヤを履かす為
17インチホイール化します。ノーマルとは一味違ったグレードアップを、体感できるハズ!
でもって、全分解に入る前に、もう1つだけやっときたい作業が・・・どーしても気になる、この・・
アッパーカウルの位置と角度!・・・なんか気になります!・・・どーしてもチョットいじりたい・・・
てな訳で分解前にもうひと作業。カウルステーとマウント側を加工し、少し移動させる事に!
先にバラバラにしてしまうと、全体のシルエットが確認できなくなるので、最初に手をつけます。
カウルが無いとまるで”でっかいCBX400”です・・。個人的には何となく懐かしいですわ・・・
藤本ハリキッテます。「藤本ォ~くれぐれもホンノちょっとの加工でイイんだからなぁ~・・・・」
ほんの数ミリ単位で、わずかに位置を変えたいだけですから、こーゆうのはやりすぎ禁物!
チョットだけ心配です・・・。
その2に続く・・。