稀代の名車CB1100R初のRCMとなる156番機・・・。もうその12まで来てしまいました。
この所、ブログを見ていてくれている方々が、「直にRCM-156を見てみたい!」と言う事で、
直接お見えになる人達が増えました・・・。先日もこの156を見るだけの為に、わざわざ遠く
徳島県から、3人組みの方達がお見えになったり、そうかと思えば次の日、山口県からやはり
見に来られた方がいたり、お電話やメールでの問い合わせも、日に日に増えて来ております。
(徳島と山口の皆さん、遥々来店いただいたのに、大したもてなしもできずスミマセンでした。)
前回で、外装パーツが一端仮り付けされた、RCM-156。 今回はブレーキ系に行きます。
マスターシリンダーを付ける前に、スロットルやスイッチを、所定の位置に取り付けいたします
グリップはホンダ純正部品、NSR用を使用。ネジレ防止のワイヤーリングを施しておきます。
マスターシリンダーはもちろんコレ!ブレンボのラジアルポンプです。 (カッコいいですねぇ・・)
一般的なレバータイプとは格段に違う、絶妙なコントロール性が魅力の、ラジアルマスター。
値段はチョットお高いけど、そのフィーリングを一度知ると、もう他のは使えませんです!
フロントブレーキキャリパーを固定する、ステンレスキャップボルトにも、ひと手間加えましょう。
ワイヤーリング用の穴を開け、テーパー形状に削り込み、そこに旋盤で切り溝を入れます。
右は切り溝を入れる前、左が入れた物・・。 こうする事でワイヤーリングがきれいに出来ます。
ちょっとした加工なんですが、見た目の美しさや整備性が全然違ってくるので、大切なんです。
RCMは基本的に、こういった作業の集合体だと言えます・・・。まぁ~地味なんですわ・・(笑)
キャリパーサポートは、サンクチュアリーメカブランド製おなじみ、マルチキャリパーサポート!
サポート裏側にセットされるシムプレートで、キャリパーのオフセットを調整できる優れモノです
このRCM-156のフォークスパンは210ミリ・・。使用したO・Zホイールは、フォークスパンが
205ミリのZRX1200用な為、 片側2.5ミリのサポートシムを使えばボルトオンです!
ブレンボの削り出しフロントキャリパーが付きました・・。オーリンズ・O・Zレーシング・ブレンボと
世界選手権アイテムで武装しております。(スバらしいっ!)レーシングの匂いプンプンです!
ヨぉーしっ!もぉ~こうなったら予算度外視で、リアにも削り出しをおごっちゃいましょう!
何てったって、CB1100RベースでのRCMですから、やはり”鋳物”のキャリパーって訳には
行きません・・。風格から言っても、このグレードが当たり前!って感じじゃないですかね?
サスもホイールもブレーキも、そこそこ値のはる逸品ばかりで揃えて行くと、アッと言う間に
”桁”が違って来ちゃいますが、このマシンを”ロープライス物”で、仕上げたくはありません!
装着しているパーツが放つ独特の貫禄が、マシン全体の雰囲気に大きく影響してきますし、
もちろん個々のパーツ性能だって、チャント値段なりだったりしますから、妥協したくないんです
しつこい様ですが何たって、CB1100RのRCMですから!(こうなりゃトコトンやりますよ~)
次回はいよいよエンジン載るかな?って感じです・・・クロしだいですが・・(笑)。