この所メールや電話などで、急に問い合わせが増え出した、RCM-156・CB1100RD。
どんなマシンになるの?とか・・値段はいくらですか?とか・・たくさんの皆さんに注目されてて
ホントありがたい事です!(お値段の方はHP上、クラフトマンシップの覧にご紹介されてます)
さて!いよいよエンジンです! (いやぁ~・・それにしても、ここまで時間かかったなぁ・・・。)
エンジン担当メカは”クロ”なんですが、まぁ「ムリもないか?」と言う感じです・・。何せクロは
エンジンとシャシーの両方で、毎月かなりの作業量を、こなさせられてますからね・・・(笑)。
耐熱ブラックで綺麗にオールペンされた、ケースのネジ穴1つ1つに、丁寧にタップを通します
全てのネジ山コンディションを良い状態にしたら、いよいよクランクシャフトをセットいたします。
既にクランクシャフトは、微少な曲がりや振れなどを測定後、修正済み・・・。ジャーナル部も
”ラッピング処理”を施し、メタルクリアランスの回転摺動が、滑らかになる様にしてあります。
コンロッド大端部と、クランクメインジャーナル部のメタルを選択する為、プラスチゲージを
用いて、オイル・クリアランスを測定いたします・・。シビアなところなので、慎重に進めます。
ホンダのエンジンは、5種類のメタルからサイズを選択するのですが、このメタルの選択を
精度良く行わないと、後々クランクやコンロッドの焼き付きを起こす要因になるので、注意です
面倒な作業ですが、何回も何回も納得行くまで繰り返し測定し、最適なメタルを選択します。
RCM-156のピストンは、英国コスワース社製をチョイスしました。 高価なピストンですが、
妥協したくないと言うコンセプトだけに、一流品をおごる事に!・・・足回りのパーツなんかにも
言えるのですが、ヨーロッパの製品には、独特の質感とクオリティーがあって、イイですね!
ピストンを組み付け、シリンダーを組みます。新品のシリンダースタッドが気持ちイイですわ!
このRCM-156のエンジンは、走行距離が若かった為、エンジン内各部の消耗が、以外に
進行してませんでしたが、今回カムチェーンなど、入手できるモノは全て新品に替えました。
オーバーサイズバルブガイド・シートリングカットと言った、精密内燃機加工を既に終えている
シリンダーヘッドに、摺り合せ済みの新品バルブと、バルブ・スプリングを組み込んで行きます
シリンダーヘッドを載せ、カムシャフトをセットして行きます。何かイイ感じになって来ました!
とりあえず100%の完成ではありませんが、この段階でエンジンをフレームに搭載します。
写真ではわかりにくいでしょうが、このエンジン。メっチャ!きれいですわ!(素晴らしい!)
中もバッチリ!外も美しい!これぞまさしく”RCM”と言った具合の、仕上がりになりました!
いよいよエンジン搭載です。いつも寒がりのクロが上着を脱ぎ出しました!(おぉーっ本気?)
次回RCM-156・CB1100RD。ついにエンジン載りますよー!(永かったなぁ~ここまで)
徳島県と山口県から見に来られた皆さん、北海道のS・Fさん、お待たせいたしましたね~!
次回お楽しみに!