CB1100Rを現代の技術で、真の”R”称号にふさわしきマシンにするべく、始まったこの企画
貴重な稀代の名車にもかかわらず、何のためらいも無く”切った・貼った”の大加工!(笑)
最近はノーマル維持派の方達や、18インチホイール支持派の人達の方が、多いみたいだし、
ならば私らの方が、むしろ少数派に成りつつあると言う事で「イーんじゃないでしょうかっ!」と
ばかりに、めいっぱい好き勝手させていただいております。 (開き直りじゃないですよーっ・・・)
その代わり[よく走り、かつ目を見張るばかりのカッコ良いマシン]に、仕上げたいと思います。
で、肝心のフレームはどうなってるのか?・・・案の定おくれております・・・。(藤本ぉー!)
先日わたしが久々に連休をもらう事になり「2日間で進めたフレームの写真撮っとけよ・・」と、
藤本にデジカメを貸しておき、連休明けに出勤して「どれどれ」と、データーを見てみると・・・。
これがその時の写真・・・・・
意味まったくわかりません・・・・・
とりあえずエルボー入れときます。 「一日目ぶんっ!」
「これは二日目ぶんっ!」
え~・・冗談はコレくらいにして(汗)・・・その後フレームの方は、こんな感じになっております。
最も効果があると判断される、スイングアームピボット上部の、左右バイパス・パイプ補強。
SS400材プレートを専用の型から押し抜き、製作したガセットプレートを、モナカ合わせに、
ラジアルカットされた丸肉抜き穴を、バーリング加工(めくってリブをつける)して強度アップ!
こうする事で”軽いのに強い効率良い補強材”となります。デザイン的にもカッコ良いですしね
その他にも部分的に補強を加えます。過剰補強にならない様、シングルガセットを使います。
フレームを補強をするにあたってガセットプレートは、非常に有効な形状の材料だと言えます。
軽量でありながらも、ねじれ剛性が高く、パイプ補強材では得られない良質性が魅力です。
ひと通りフレーム補強が終わったので、いよいよ重要な”レイダウン加工”に入ります。
市販されてるレース用リアショックは、大半がハードなバネ・レートの物が多く、動きが硬い。
レースでは良くてもストリートではチョット・・と言うケースにおいて、このレイダウンは有効です
角度をつけすぎると腰が弱く、奥でふんばりが効かなくなるので、寝かし過ぎ注意!ですが・・
CB-F系のレイダウンは、Z系とは少し違った手法ですが、”冶具”は共用性があります。
このレイダウン加工は寸法精度を出すのが難しく、専用の冶具なしではとてもできません。
サスマウント左右の対称精度や水平精度など、やり直しが難しいトコだけに慎重をきたします
「よしよし、いいペースで進んでいるな・・」と、見ていたら、3階から自製課の相羽が降りてきて
ペシッ! 「コノヤロ、スイングアーム終わったのかよ・・ちゃんとヤレよコノヤロ・・・」 「うぅ・・・」
順調でない男、藤本。さすがです・・。期待を裏切りません・・。
ガンバレ藤本!やっちゃえ藤本!
その5に続く・・・。