私達ノーブレストが日本の総輸入元として輸入販売しているO・Zレーシングの二輪ホイール。
O・Zレーシングって・・・あのO・Zレーシングですかぁ!? と言う質問をよくされます。
そうです!F-1やラリーなど四輪の世界GPで活躍している、あのO・Zレーシングなのです!
O・Zレーシングなんて言うホイールメーカーの名前、2つも3つもありっこ無いです。
O・Zはイタリアの名門ホイールメーカーです。仕事の都合上、当然イタリアに行くハメになり、
この2年間で3回も行ったのですが、言葉も伝わらず”しどろもどろ”な目に何度もあいました。
実はO・Zのオートバイホイール部門は、OZ・MBと言う組織が全てを担っております。
上の写真の彼が代表のジュリオ。かなりのイケメンです。若い頃はモテたろうなぁ・・・
こちらが技術屋のボガーニ。メチャ陽気なイタリアンなのですが、実はスゴイ技術者です!
OZ・MBには他にも3Dシュミレーション・プログラムのスペシャリストや、ホイール組み立ての
ベテランなど数人スタッフがおりますが、全員とてつも無いエキスパートな連中です。
モトGPやワールドスーパーバイク選手権などの舞台は、彼らの”庭”みたいなモノです。
「うぅ~・・はなしデカすぎる(涙) もう少し身の丈にあった話題にして欲しいのに・・・。」
こちらはO・Zレーシング本社。えらいデカイ会社です。やたら社員イッパイいるし・・・
中に入るとセナやシューマッハなどの等身大パネルや、ミュージアムが展開されております。
本社工場内を見学。実は2度目なのですが、いつ来てもやたら広いので足イタイっス。
設備ハンパじゃありません!サンクチュアリーの工場とてもタチウチできません・・・。
それにしても鍛造機はスゴかった・・・ホイールだけ専門でここまでスゴイ規模のメーカーって
他に無いんじゃないかなぁ?名門と言われるゆえんが何だかワカル気がします。ふぅ~(汗)。
で、もって、このように私、チャント仕事しております。決してイタリア旅行ではありません。
これはO・Zのアルミ鍛造”PIEGA”5本スポークです。複雑な切削形状なのがわかりますか?
こちらがマグ鍛造”CATTIVA”6本スポークです。こっちも手の込んだ造り、ため息物です・・。
OZ・MBのメンバー達はこれまでも数多くの二輪ホイール開発を手がけてきた経緯があり、
中には「エーッ!こ、これもなの・・!?」と驚かされるホイールが、かなり沢山あります。
そんな彼らいわく「今回あらたに製作されたこのO・Zホイールは、これまでの既成概念を全て
ヒックリ返してしまう革新的ホイールです!他の鍛造ホイールと同じではありません!」 と、
言っていました。 確かにこのホイール、多分スゴクお金と時間がかかってると思う・・・。
スポークもカッコイイ!今、世界中のレーシングホイールがこういう形になって来てますよね。
先日とある全日本のライダー(以前は世界でも活躍していた人)にO・Zホイールを見せた所、
機能的な形状だと言ってました。特にスポークの形がイイそうです。何でも高速回転する
バイクのホイールは、緩やかなアールを描く弓型スポーク形状で安定感が増すらしいです。
飛行機に12時間も乗って、遠くイタリアまで行って、ずい分と勉強させられました・・・。
ジャーナリストのK氏と夜のイタリアで熱く語るの1シーン。 少し飲みすぎました・・・。
ベニスで見かけたグッズショップ。こんな風に”ロッシ”コーナーがあります。ロッシは国民的な
英雄らしく、イタリアのアチコチで映像や写真を見かけました。日本と全然ちがいます。
サングラスは別にカッコつけてるわけじゃありません。日差しがスゴイので必需品なのです。
仕事とはいえ、おそらく今後も何回もイタリアに行けるのはとても嬉しいのですが、
正直、12時間もの間エコノミーで旅するのはキツイです。もう少し近くならんかな・・・
そのうちウチの誰かにバトンタッチしたいと思う、今日この頃です。