ここ数日、過ごし易い気温が続いてるので、おかげで仕事がはかどり易く、ありがたいです。♪
それでも月末はすごい早さで迫っており、RCM-166・Z-1の完成予定日まで、残すところ
10日を切ってしまいました・・(汗)。他の作業もこなしつつ、只今奮闘中で御座います!・・。
前回の竜虎相打つ編でのひとコマ・・。クロの猛烈な追い上げを振り切ろうと、必死で戦う(笑)
藤本メカの姿・・。「絶対負けないぞ!」みたいな雰囲気が、ヒシヒシと伝わって来ますねぇ・・。
でも残念ながら惨敗だったんですねぇ(笑)・・。バフ研磨部門の菊地のところに、逃げ込んで
男泣き?しております・・。それにしても菊地も毎回、色々つき合わされて大変ですわ(笑)・・。
弔い合戦と言うほどのモノじゃないですが、ここまで来たんですから、せめて美しい仕上がりの
スイングアームにしたい!と言う事で、丹念な表面処理をしてもらう事になりました・・。まずは
下地に鏡面加工仕上げを施し、その上からスコッチブライトをあてて、ヘアーライン目をつけて
行きます・・。ヘアーライン目の流れ方や深さなどに、統一感を持たせつつ、作業を進めるので
以外に神経質な技術を要する加工です・・。ヘアーライン処理後はアルマイト処理行きです。
さて一方、こちらはハンドル・スイッチを加工中・・。OWタイプの薄型スイッチを使うのですが、
ブレーキ・スイッチの配線が、先端のカプラーにまで行っており、ヘッドライト・ケース内にある
メインハーネス側ブレーキスイッチ配線に、つなぐ事が出来ません。その為ブレーキスイッチの
配線2本を、ハーネスチューブの途中から軌道変更する為、いったん全部引き抜きます・・。
引き抜いた2本の配線を収縮チューブでコーティングした後、ハーネスチューブの真ん中辺に
切れ目を入れておいてやり、2本の配線を再びハーネスチューブに戻す時、その切れ目から
配線を取り出します。後は取り出した2本の配線にも、収縮チューブをコートしてあげるだけ!
どうです?・・。これでブレーキスイッチの配線が、タンク下に入らず、ヘッドライト・ケース側に
直接向かう方向の取り回しになりました・・。見た目もキレイに仕上げてありますしねっ!♪
ちなみにこちらは、電気式タコメーターの一次側配線・・。この緑の配線も、単独でそのまま
這わすと、何だかいかにも”後付け”って感じで、あまり美しくないですから、メインハーネスの
中をちゃんと通してあげます・・。配線の保護にもなりますし、何よりキレイに見えますからね!
このあたりの作業も、地味で目立たないトコなんですが、RCMに関しては必修科目ですね。
フロントブレーキ・キャリパーには、ベルリンガーの6Pを採用・・。これまた、非常に程度の良い
中古部品を、東京ウエスト店・阿部の手により、ツヤのあるブラックでガンコートされました・・♪
分解ついでに、内部清掃&シール・グリスアップで、組み付けながら揉み出しを施します・・。
取り付けるとこんな感じ・・。やっぱりビレット・キャリパーは、キャスティング・キャリパーと違い
高級感があります♪。このキャリパー、新品だと片側だけで6万円以上してますからね・・(汗)。
そのままフロント・ブレーキホースを組み付けましょう・・。RCMにおける定番の取り回しは、
アンダーステム前に設けた”スリーウェイ・ジョイント”を用いて、振り分けます。2本のホースで
ダイレクトに取り付ける方が、ローコストで簡単なんですが、RCMではこう言うトコも拘ります!
だいぶ作業が進んで来ましたねぇ・・。次回は、アルマイト処理からあがったスイングアームを
お見せできそうです・・。 中村も楽しみですわ!♪