こんばんは、サンクチュアリー本店の中村です。
兵庫県在住 T・I さんの大幅リメイク、RCM-429 (その4)です!
溶接されていた以前の補強を 全て取り除き、フレーム修正台に載せた
T・I さんの Z‐1フレーム・・・
アゴ下 ステアリングストッパーに、赤いレーザーがあたっているのが
わかると思いますが、まずは測定から入ります。
ステアリングヘッドに装填された 測定シャフト、下の部分にあたっている
レーザー位置で、ヘッドパイプがマシンに跨って 左に捻じれているのが
わかります・・・
クランクケースのセンターは、問題なし・・・
以前の補強を取り除いた事で、各部エンジンマウントが正しい位置関係に
戻ったと言う事・・・
他にもシートレールやリアウインカーブラケット部など 曲がりや捻じれを
点検し、微少な歪みがあった為 ストレッチで修正を施しました。
一番ろこつに捻じれていたステアリングヘッドも、ストレッチ完了・・・
気持ちよく修正された所で、今度はここから新たに補強を開始です!
今までとは比較にならない精度で 補強を行うには、各部治具の固定が
必要不可欠・・・
コンマ台の精度に拘った補強部材で、やり直してあげたいと思います。
補強により 左右の距離が狂っていた、フロントエンジンハンガー間・・・
今回は治具をかまして部材を溶接しますから、大丈夫・・・♪
パイプの位置も治具からの距離を測定しながら、平行を確保してます。
今回 T・I さんから依頼頂いたフレーム補強メニューは、ステージⅢ・・・
まずはステージⅡと互換性ある部分を、進めて行きます。
プレート式の補強には、捲り穴加工 バーリングを施したガセットを使用。
ただ穴を開けるだけだと、補強材の捻じれ剛性は低下するだけですが
バーリングを追加するだけで 捻じれに強い材料になります・・・
穴を開けただけだと 見た目はカッコいいですが、強度低下を招くので
むしろ、やらない方がいいかも・・・ (^_^;)
さて・・・ ステージⅡメニューまでの補強が完了したところで
手の掛かる部位、レイダウンのやり直し作業に移りたいと思います。
まず そもそも今までの位置だと リアサス角度がつき過ぎだから
もう少し、あと7~8mmほど 取り付け位置を上に移動したい・・・
その上で 左右ブッシュ並行を保ちながら、それぞれ正しい角度にて
溶接したいんですが、今現在 どの程度の下穴が開けられているのか・・・
このあとの作業量が変わるんで 「頼むぞ~」 って感じです (;^_^A
T・I さ~んっ! 少~し インターバル入りましたが
ちゃ~んと やってますんで、ご安心下さいね~っ!!