サンクチュアリーの”RCM-NINJA”には2種類の推奨モデルが存在します。
定番型スタイルのスポーツパッケージと、フラッグシップ的存在のフォーミュラーパッケージです
このフォーミュラーパッケージ。エンジン換装を前提としたRCMで、過去に6台製作されてます
雑誌クラブマン誌で連載製作された、「098フォーミュラー」。デモ車でもあったこのマシンは
まだ皆さんの記憶に新しいでしょう。現在はクラフトマンシップ車として店頭で販売されてます。
098の詳細はホームページにて、クラフトマンシップの情報を見てくださいね。
こちらはH氏の「105フォーミュラー」。ボディーカラーがシブ目で個性的です。
チョット見、098風に見えるこのマシンは、T氏の「120フォーミュラー」。これもイイですね~。
でも私にとって、未だ記憶に鮮明な代表フォーミュラーと言えば、何と言ってもこのマシン!
「RCM-066フォーミュラーパッケージ」でしょう!
今こうして見ると、パーツ類など随所に旧さを感じますが、当時はインパクト”大”でした。
見た目だけではなく、かなり良く走るマシンで、以前雑誌のロードインプレに持って行った時、
某国際ライダーのW氏が相当気に入って、しばらく乗り回していたと言うエピソードがあります
このRCM-066は、そもそもフォーミュラーパッケージのプロトタイプとして、誕生したのですが
残念ながら少し前、オーナーK氏自らの筑波サーキットラン大転倒により、本社工場に入院。
今現在も、修理と大幅な仕様変更のため、作業が続いています。
そんな状況のRCM-066。ちょっとだけチョイ見せです。ピボットシャフト大径化&位置変更。
ピボットを下げた為、ステッププレートがワンオフに。 ゴ、ゴツイ!個人的には好みですが…
リアショックも、ZX-10R用”オーリンズTTX”が付いてます…ウーン、シビレますね~。
066担当メカの誠太郎が、おもむろに取り出しているのは、今回リニューアルされるホイール
来ましたぁ~O・Zホイール!イタリアから到着。 それもマグ鍛造”カティーバ”ですヨ!!
実はこの”カティーバ”。つい先日まで、全日本ロードレース選手権用のレースホイールしか
供給されておらず、ストリート用が入荷したのはこれが始めて!記念すべき第一号なのです
O・Zの魅力は何と言っても、その軽さ!そして超軽量であるにも拘らず、非常に高剛性な事。
「ちょっと持ってみ」と言ったら「ブログ出るのやです」っつーから、近くにいた藤本がえじきに…
誠太郎は写真に撮ると何故かいつもブレます…こいつまさか光速?…
藤本に「ヒョイと持ち上げてみな」と言ったのに、鉄ノコを持ち出したので叱り付けました…。
ローターはブレンボの6mmです。ホイール同様、優れた逸品パーツは美しいです。
O・Zと合わせて見るとこんな感じ。ヤバイです。RCM-039のオーナーB氏の言葉をかりれば
「ステキ!」? 最近のカスタム車によく見受けられる、いわゆる”安っぽさ”が全然ないです。
う~ん、シビレますね~。近年のMOTO-GPやMOTO-2マシンの足回りその物ですわ!
最近は”値段が安い事”を重視し、カスタムする風潮がずいぶんと増えてしまいました。
私個人の意見としては、1つ1つ本当に良い物を丁寧に選んでカスタムを進めた方が、絶対に
最後にはイイ結果に繋がると思うんですけど。まぁオサイフ事情も中々厳しいでしょうけどね…
しばらくの間、世界を代表する優れたレーシングパーツの、秀抜した姿に癒されていましたが、
またお蔵入りの様です。RCM-066フォーミュラーパッケージの、最強のローリングシャシーが
早く見たいモノです。