何故か?この数ヶ月続いている Ninjaブーム?・・。実はZ系も 負ける事のない熱さがあって
相変わらず Z系 RCM の御問い合わせやオーダーが、後を絶ちません・・。Z系とNinja 共に
元気があって とても良い事だと思うんですが、唯一 カタナ だけが ちょっと元気ありません・・。
そんな中、Y・Uさんからオーダー頂いたこの RCM-189 は、久々に気合の入った仕様!・・
カタナが元気ない?今だからこそ、この RCMー189 をガツン!とくるマシンに 仕立てたいと
思います!・・。そんな訳で RCM-189 カタナ、まずはフレーム編 その2で御座います・・♪。
ファイナル・エディション MODEL のノーマルフレームに見られる、純正の補強や形状です・・
リアブレーキマスターのブラケット等、不必要となるステー類は 全てきれいに取り除く予定・・。
ピボット上部に入れられた パイプの補強材も、もっと効果的な補強形状に 変更いたします。
おなじみの インライン処理を施します・・。カタナは リアタイヤを、180サイズに変更する場合
Z系同様に、ドライブチェーンライン・オフセット後の 通過軌道確保が 絶対必要になります・・。
耐久面で信頼ある、530シール入りチェーンを採用する為には、どうしても必要不可欠となる
作業ですので、要注意!・・。後々必ず「やっておいて 良かった ♪ 」って 思える部分です・・。
インライン処理用の部材が 出来ました・・。ハメ込むと わかるのですが、否の打ち所がない位
ピッタリと隙間なく 出来てます♪ ・・。この部材精度が悪いと 溶接後に歪みますからねっ!・・。
インライン処理が終わった所で、いよいよ今回のフレーム加工における、最も大掛かりな所に
手を入れます・・。シートレール全体を レール後端部で35㎜ほど テールUPさせるのです!・・
フレームの一部を 一端切開し、シートレールを付け根の部分から、全体的に上に引き上げて
開いた隙間に 延長パイプ材を入れ溶接。同時に リアサスマウントのボックスも 造り替えると
言う かなり大掛かりな加工!・・。藤本にとっては初めての作業なので、慎重に指示をします。
テール後端部で、約35㎜ シートレールが上がった状態・・。開いた隙間に 延長材をはめ込み
溶接するのですが、左右の水平や角度など、ここも高い精度が要求される 重要部位です・・。
カタナのフレームを加工していて いつも思うんですが、カワサキ系に比べて、何となく 炭素が
混ざってる感じがします・・。もちろん クロモリなんかじゃない、むしろ柔らかさを感じさせられる
フレーム材質なので、延長パイプ材には STKM13C を用いました。この STKM13C 材は
溶接定着性も良く、他の材質と合わせても 拒絶反応を起こしにくい、大変 起用な性質なので
こういった部位には うってつけ!♪ ・・。加工後の 材質強度バランスも考えて 進めます!・・。
出来ました・・。藤本 初めてやったわりには 中々上手ですな・・♪ 。 さすがフレーマーの異名は
ダテじゃあ ありません!(笑)・・。きれいな加工や溶接は、同時に強度も ありますからね!。
”漢”と書いて”おとこ”と読む・・。正にそんな男となった 藤本!。 仕事に挑む 男の姿!・・。
トランス♪ フレー♪ マーっ♪ !。 ・・・・・・。