先日引き上げて来た、S・KさんのNinja。軽い転倒をきっかけにしばらく動かしてないとの事。
これを機に自分好みの”とっておき仕様”にしたいと言う事で、「それじゃ、一丁やりますか!」
と言う訳で、RCM-Ninja スポーツパッケージType-R化が決定いたしました!
うっかり引き上げ時の写真を撮り忘れ、バラシ始めてしまった為、今現在すでにこの状態です
型式はA-12以降で、極々ライトなカスタムが施されてただけの、ノーマルに近い車両でした。
シリアルナンバーは[RCM-157]に決定!綿密な見積もりを立てた後、作業開始します。
今回は高年式車で走行距離も若い事から、エンジンに手を入れずシャシー中心で行く事に。
あくまで個人的な意見なのですが、Ninjaのカスタム車は、以外に軽薄な雰囲気になり易く、
気を付けたいトコロ。チューナー自身のセンスや考え方が、完成後に大きく影響します。
中村的には”個性を主張しながらも、ストイックさを失わないNinja”にしたいと考えてます。
で、最初に取り掛かる作業がコレッ! アッパーカウルステーマウントボスの強化です。
Ninjaは昔っからココがよく折れやすく、今までこの作業を、思い出せない位して来ました。
溶接性の良いSS400のスチールプレートで、バッチリ補強してあげます。
できあがり! ちなみにNinjaのファイナルエディションは、新車時からボスが強化されてます。
できればA-1から、ちゃんと対策構造にして欲しかったなぁ・・・。今まで何台やった事か?・・・
こう言った作業は、周辺パーツを全部はずした時じゃないと出来ないので、目をつぶらずに
しっかり施しておきたいトコロ! RCMは毎回必ずこういうトコで手を抜く事がありません!
続いてはスイングアームです。本来なら”TYPE-R”はノーマルスイングアームをベースに
スタビを追加したモノを使うのですが、このマシンでは”スカルプチュアー”を採用しました。
タイプはもちろん[RCM専用スペシャル]! これにモナカ合わせのスタビを、下付けします。
おおよそ完成後のシルエットは、イメージが見えてます・・・。妥協なき、Ninjaを造りますよー!
あーしっかし、凄い作業量だなこりゃ・・RCM-156 CB1100Rもあるし、この後J・Iさんの
RCM-155 Z1000Rプロジェクトもあるし、みんな「一番スゴくて走るマシンをっ!」って、
ニコニコしてるし、私のRCM-001は、いつ仕上がる事やら・・・・「はぁ~やらんとなぁ・・・。」
と、まぁ軽く弱音をはきましたが、出来上がって納車する時見せる、お客さんの満面の笑顔を
思い出しながら、ガンバリますわ!!