先日行われた、カスタム業界の忘年会で飲みすぎたせいか、未だに何となく体調が悪いです
それなのに、毎日ハンパじゃない忙しさ!(どーなっちゃってるの?)師走も近いと言うのに・・・
RCMの見積もりと作業に追われ、みんなドタバタ!です。も~体もちません・・(休み早く来い)
さぁ~グチはこの位にしてと・・・中村流Ninjaアップグレード術 その6!の始まりです。
S・Kさんからのリクエストで、今回のTYPE-Rには、リア・インナーフェンダーを取り付けます。
そのため、一端仮り付けをしていたスイングアームをここではずし、必要な加工を施します。
インナーフェンダー本体はニンジャ用でも何でもないので、当然ボルト・オンでは付きません。
タイヤサイズ・チェーンライン・スイングアーム形状や幅、などを考慮した上で、他車種用の
インナーフェンダーを流用し、取り付け用ステーなどをワンオフ新設するわけです。
A5052材(溶接性の良いアルミ)のプレートから、必要な形状・寸法のステーを切り出します
あらかじめ位置決めしておいた所定のポイントに、それぞれのステーを溶接して行きます。
こんな感じで計4カ所のステーが付きました。RCMでは、この手の類のパーツを付けるのに
タイラップで固定する様な事はゼッタイにありえません!基本キチンと専用に造り込みます。
メーカー純正のクオリティーを下回らない様な、造り込みを追求します。(大変ですけど・・・)
続いてはスイングアームの、右・上側面を削り取ります。 ナイトロ製のバック・ステップでは
専用の機械式ブレーキ・スイッチkitがあり、従来からの油圧式スイッチの様に壊れ易くなく、
非常に良いパーツなのですが、ワイド・スイングアームと組み合わせると、スイッチとの隙間が
少々キビシイ位置関係になる為、あらかじめ逃げ加工を施しておくと言う訳です。
こんな具合。 あてがう板はA5052プレートを切り出し、板金ハンマーで加工した物です。
溶接しながらもその余熱を利用し、板金ハンマーを用いて逃げ部の形状を整えて行きます。
出来ました! スイングアームの上・下ストロークを考慮した上での形状となります。
同時に、リア・ブレーキのトルクロッドを固定する為のマウントも所定の位置に溶接しました。
ひと昔前ならフローティングが主流でしたが、今ではトルクロッドをスイングアームに固定する
リジット・マウントばかりです。ビッグバイクは、リジットの方がメリット大きいですからネ・・・。
完成です!(ふぅ~・・これでやっと表面処理工程に移れますわ・・・。)
スイングアームだけに限らず、RCMの製作工程は、1つ1つの作業が渾身の一投ばかりです
その7に続く・・・。