ホントなら・・・[RCM-156・CB1100RD その6]を、更新する予定だったのですが・・・。
ある男が”K・OさんのZ”にドップリはまっており、フレームもいまだ塗りあがって来ないので、
中村流Ninjaアップグレード術をドンドン進めます・・・。(は・早くしろよぉ~っ!藤本ぉーっ!)
S・Kさんのマシンに装着されるホイールはモチロン。もうお馴染みの、このリム・ステッカー!
MOTO-GP日本グランプリでも、数多くのチームが採用していたO・Zレーシングホイールです
今年から始まったMOTO-2クラスでは、何と、エントリーチームの50%がO・Zと言う採用率。
WSBKを始め、O・Zホイールを世界中のトップレースシーンで、よく見かける様になりました。
この新世代鍛造ホイールのお話しは、またいつの日か違った角度からご紹介するとして・・・
S・Kさんのマシンには、アルミ鍛造ホイール[ピエガ]の”ブラック・ペイント”仕様を入れます。
C&U断面のホイールは切削加工に時間かけてて、3次元的立体感がカッコよいですわー!
タイヤを組み付け、フロントディスクを取り付けます。ローターは定評あるサンスターのΦ320。
インナーベルのアルマイトカラーはブロンズ。 これはスポ・パケTYPE-Rの専用品です!
ZRX1200のフロントアクスルシャフトを、旋盤で加工します。ニンジャのノーマルアクスルは
Φ15と細く、貧弱・・。ZRXの大径・中空アクスルに変更するのですが、少加工が必要です。
せっかくOHLINSフォークにするのですから、Fアクスルもより軽く、より強度のある上級仕様で
セットしてあげたいですよネ!(お客さん達が知らないトコをこっそりオススメするのもプロです)
左はZRXの純正そのもの・・。右が旋盤でツバの部分を削り取った、加工後のシャフトです。
ホイールカラー共々、仕上げにクロームメッキ処理を施しました。 純正パーツの表面処理は
ユニクロメッキ仕上げの為、サビに弱く質感もイマイチ!RCMはこう言うトコにもこだわります。
予算があればチタン製とか、すごいモノが買えるんでしょうけど、お金が沢山かかります・・・。
中村的には昔から、こんな風に一工夫して、パーツの質感やグレードを上げたりして来ました
オリジナルのフィッティングパーツが仕上がった所で、Fホイールをフォークに組み付けます。
ステムには、RCMおなじみの”ブレーキ3WAYジョイント”がホーンステーと共締めされてます
この3WAYは、ブレーキホースを機能的でかつ、美しく取り回すにあたって、絶対必需品です
と、ここで一端アッパーカウルを仮り付けします。 この後、カウル内へ”ある電装パーツ”を
加工して収納する為、カウル内のクリアランスや位置関係を、事前に確認しておく為です。
ニンジャのアッパーカウルは、左右ツーピースの成型樹脂部品を、合わせ繋げているので、
無理やりハメ込もうとすると、アゴ下から”バキッ!”と割れたりするので、要注意です。
フロント・ウインカーも取り付けます。ここも裏側に配線などがある為、実際に付けておきます。
ウインカーは純正を流用した小型タイプ。中村的に埋め込みタイプのウインカーはNGです。
あくまで個人的シュミの話しですが、埋め込みウインカーの、ちょっとチープな感じがなぁ・・・。
TYPE-Rはストイックな雰囲気を追求したいので、あくまで中村流でやらせてもらってます・・。
その8に続く・・・。