今月末に、イタリア・ミラノへの出張が決まった為、作業進行に大幅なズレが発生しそう?・・。
よ~く段取りを考えて、手際良く進めて行かないとヤバイです!(最近ずーっとこんなです・・)
現在中村が担当する、RCMー155、168、173、だけは、予定通り進めますよーっ!(汗)・・
この所進行著しい、J・IさんのRCM-155。左右のマスターシリンダー回りを、仕上げます。
リザーバータンクのステーは、おなじみ”サンクチュアリー・メカブランド”製・・。ずいぶん昔に
サンクチュアリー・コウガ店の店長・立入が、本社メカニック時代に、このステーを造ってから
毎回造るハメに!(笑)。 それ以来、毎回大変なので、ブランクを量産したと言う経緯です・・。
ブレーキ側はこんな感じ・・。リザーバーホースとスロットルワイヤーが、軽く接触しそうなので
リザーバーホースに、スプリング式のホースカバーを巻き付けました・・。(コレ、いいですわ。♪)
クラッチ側もきれいに収まりました・・。ホースクランプ等は、純正部品を流用しているのですが
錆び易いトコなので防触用に、一つ一つ丁寧に、クロームメッキ処理を施してあるんですよ。♪
先日図面を起こしていた、ワンオフ・カウルステーの一部が出来たので、取り付けてみました
材質はA2017Sジュラルミン。NCで削り出した贅沢な逸品です!どこにも売ってません(笑)
ヘッドライトは純正同様、ラバーマウント式にしました・・。頑丈そうな割に、以外と軽いです。♪
実際にアッパーカウルを合わせて見ましょう・・。採寸測定がうまく行ってるか?ドキドキします
ヘタこくと、カウルが前に出すぎてカッコ悪くなりますから、結構重要なトコなんですよっ!
いい感じでしたっ!♪ アッパーカウルがフレームマウントになったので、ハンドルを切った時
左右マスタシリンダーのレバーと、カウルの縁が干渉しないかどうか?心配だったんです・・。
カウルの位置を余裕持って、前に出せば事は簡単なんですが、RCMでソレはやれませんっ!
ハンドル切れ角と見た目・・どっちも犠牲にせず、Z1000Rらしいフォルムを追求致します!
続いて、アッパーカウルのパイプワーク・ステーを造ります・・。カラーを旋盤で削り出します。
溶接性に優れるA5052材のムク棒から、削り出したカラー・・。これをパイプで繋ぎます・・。
良さそうな寸法のパイプを探します・・。いろんな材料が山程あるので、結構大変です(汗)・・。
外径φ12・内径φ6・A6063材で、良いのがありました!・・早速長さを合わせて切ります。
部材をそれぞれ溶接します・・。A5052材やA6063材は、溶接性が良いので安心です。♪
材質の性格は結構重要で、うかつなマテリアル選択をすると、振動等で折れ易くなりますから
マジメにやらんとまずいですよ(笑)・・。靭性のある材料の方が、剛い事もあるんですよねぇ・・
パイプワーク・ステー出来ましたっ!こんな感じです・・。現段階ではまだ、アッパーカウルの
下側ブラケットが出来ておりませんので、これから採寸測定に入ります・・。下側ブラケットは
ライトの光軸調整機能を持たせた、複雑なステー形状にしたいので、測定がチョット大変・・。
J・IさんのRCM-155・・・。なんかイイですねぇ!・・♪ オーソドックスな部分を残しつつも
個性的なカスタムが随所に施されてます・・。派手なカラーリングなどで、主張する訳ではなく
造りモノの発想や構造・アイディアで個性を演出する。・・なんか造ってていつも思うんですが、
たまに「このマシンはイイぞ!」って、担当しているメカ自身が、感じたりする事があります・・。
そう言う時ってたいがい、カッコ良くて楽しいマシンが出来たりするもんなんですよっ・・♪
J・Iさん・・・RCM-155の完成が、今から楽しみですねぇ!