J・IさんのZ1000R・RCM-155も、ついに最終回を無事、むかえる事が出来ました・・。
ブログのタイトルに最終回って書いたら、ふと何故か、さみしく感じてしまいましたよ(笑)・・。
まぁ~完成しない事には納車できないですから、へたな感傷にひたっても、しょーがないです。
さて、完成したRCM-155・Z1000R・・。早速恒例のスタジオ撮影で御座います・・。
スタッフはおなじみの、このお二人!・・勝手知ったるコンビです・・。何やら画像の明るさとか
写り込みだとか、専門的な事をすり合せしている様で、中村には参加権がありません(笑)・・。
今回はいつもの”白バック”以外に、即席ですが”黒バック”も、セッティングしてみました・・。
これがその時の写真の一枚・・。どうです?・・中々カッコいいでしょ!。黄色のベースカラーは
J・Iさんと一緒に、さんざん悩んだんですが、「やはり今回はこれで行こうっ!」と、ばかりに
決定!・・。まぁ、イ〇ローコーンさんカラーと言われれば、それまでなんですが、この黄色・・
純正であってもおかしくない位、Z1000Rによく似合うんですわ! たま~に黄色ベース色の
Z1000Rカスタム車を見かけますが、黄色にしたくなる気持ち、すごくよくわかりますよ!♪
メーター回りのショットです・・。乗り手が実祭にまたがって、コックピットを見た状態に近いです
中央ホワイトパネル・タコメーターや、RCM・シリアルプレートが、かなりグッ!ときますねぇ・・
RCM-155は、オーナーのJ・Iさんと一緒に、各部の仕様や配色などを決めつつ、作業を
進めて来たんですが、ことごとく、中村とシュミが同じだったので、大変円滑に進みました(笑)
このRCM-155・・実は製作するにあたって、中村には幾つかのコンセプトがありました・・。
旧車でありながら、現代のレーサー的要素を追及。その為には、いかにもカスタム車然とした
コーディネートをさける事!・・。だからシャシー系のパーツ色には、気を使いました。とにかく
赤や青のアルマイト色を沢山使わず、ほんのワンポイントだけチョイスする!と言うやり方・・。
それと、足回りに関しては、とにかく値段の安い部品を、あまり使わないようにすると言う点・・。
一応予算も気にしつつ、それでもなるべく、世界のレーシング・ブランド・パーツで固める様に
配慮しました・・。もちろん、多少の妥協はありましたよ(笑)・・。でもとにかく、一番値段の安い
部品だけはさけた!・・。そうする事でハイ・グレード感が、にじみ出て来るモンなんです・・。
外装のカラーにも拘りがあります・・。ストイックなスポーツ車を強調する為には、何と言っても
メタリック系を多用しない事・・。特にラメが沢山入った、ハデ系色はボツ!・・グラデーションも
残念ながら、ショーバイクっぽさが出てくるので、使ってません・・デザインもノーマルのラインを
生かした”R-1”ラインに、あえて拘りました!。う~ん・・これじゃあ何だかツマらないバイクに
なっちゃうんじゃ?と思うでしょうけど、これがRCM-155の基本コンセプトだったんです・・。
その替わり、各所の造り込みには、時間をかけて「どうだっ!」とばかりに、こだわりましたよ!
パッ!と見のハデさは、そこそこに、車体を構成する全ての部位に、繊細で個性的な作業を
施しました。ボルト・オンでは中々到達できない仕様の、集合体にしたんです! だもんだから
時間、かかりましたわぁ・・(笑)。でもJ・Iさんも納得の、とっておきの一台になった様ですので
私達としてもメカニック冥利につきます!・・。このRCM-155は、今現在サンクチュアリーで
Z1000Rを、RCM化するとこうなる!的な代表車と言えるでしょう・・。それでもまた新たに、
Z1000J/R系車両を、RCMで造る機会があったら、このRCM-155車を越えるマシンを
造ってみたいと思います!・・。J・Iさんには申し訳ないスけどっ(笑)・・。うそうそ(笑)・・。
RCM-155 Z1000Rプロジェクト コンプリートです!