こんばんは、サンクチュアリー本店の中村です。
梅雨明けしたら、やっぱり・・・ 暑い・・・ (;^_^A
猛暑な上にコロナ。
も~ きつい夏っスね~・・・
きついと言えば 空冷Z系も同じでして、ここ最近 キープしてあったベース車の
在庫がみるみる減っており、正直 危機感を隠せません。
MK-Ⅱはもとより Z-1までもが無くなって来てまして・・・
RCMクラフトマンシップ車両で MK-ⅡとZ1-RのⅡ型は、もう新規製作では
造る事が出来ませんと、少し前に申し上げたばかりでしたが・・・
それどころかZ-1やZ1-RⅠ型と そしてZ1000J/R系なども、ここに来て
カウントダウンが始まった様で。
やばいです・・・
ロサンゼルスのRCM USA Incに連絡し、現地の者にも頼み込みました!
「何とかして」 と (^^;)
でも今はまだ何とか造れております、京都府在住 M・Fさんの RCM-529
KZ1000MK-Ⅱ(その1)です!
車体の組み立てが進む、RCM-529 MK-Ⅱ・・・
実はオーダーを頂いたのは今年の6月で、既に2ヵ月半が経過しておりました。
このM・Fさんの RCM-529もそうなんですが、今年の春から夏にかけて
オーダー頂いた新規RCMのブログを 中村がなかなかご紹介できておらず・・・
ようやく本日、その状況をお見せする事が出来たと言う次第でして。
このRCM-529もですが 他にもまだお見せ出来てないマシンが何台もあって
一番 膠着してるのは、たぶん・・・ 自分です・・・ ( ̄▽ ̄;)スミマセン
M・Fさん! 大変お待たせを致しました~っ!
ここまでの流れを多少 はしょらせてご紹介させて頂きます。
まずは何と言ってもフレーム測定&ストレッチなんですが、これ意外に出来てない
車両が多いんです。
フレーム補強してからのストレッチ(修正)は、補強の影響で正しいストレッチが
出来ないんですけど、既にフレーム補強されている車両をお預かりして 念の為にと
レーザー測定したら「見事に首 振ってました」なんて言うケースばかりで・・・
フレームの補強や加工は、まじめにやる。
だからRCMは先ず ここからのスタートになるんです。
リアサスのレイダウン加工・・・
これも先ほどの話と同様、まじめにやります。
フレームの左右レール 同じ位置に穴を開ける行為自体、実は簡単ではありません。
また仮に上手く同じ位置に開いたとしても 左右のサスマウントがきちんと平行に
溶接できているのか・・・
この手の加工には まず絶対条件として【専用治具】が必要であり、治具無しでは
まず 正確に出来ていないと言い切れるほど・・・
一度穴を開けてサスマウントを溶接されてしまうと やり直す方が数倍大変なので
正直、ノーマルフレームで持ち込んで頂ける方が助かるんです ( ̄▽ ̄;)
フレーム補強とて全く同じで、各所 専用治具を嚙ませて溶接しないと たちまち
歪や変形を起こしますから、ノウハウと設備があって始めて正しく出来る・・・
フレームはやり直すとなると 出来なくはないですが、また全分解して大掛かりな
工程になりますから、最初からしっかりやっておくに越した事がありません。
まじめにやってると言う意味は そんなところです (;^ω^)
こうしてパウダーコーティングされたフレームが 7月に戻って来まして、早速
正真正銘 RCMの証となるシリアルプレートを打ち付けました・・・
ここまでは地味な作業が 長~く続きましたが、いよいよ変化の大きい工程です ♪
実はこのRCM-529、前後18インチホイールシャシーで製作しております。
SCULPTURE製にも18インチホイール専用スイングアームと言うものが
昔からラインナップ ありまして、これまた常に欠品気味なんですが 運よく回って
来たので 早速すり合わせ作業を開始・・・
リアサスマウントの位置を これまた専用治具で固定して、溶接します。
サスマウントやトルクロッドマウントの溶接が完了したスイングアームは、社内
2階のバフ研磨部門にて鏡面ポリッシュが行われている間、車体の方を継続して
組み立てて行きます。
フロントフォークは純正流用、ゼファー1100の φ43フォークですね!
以前にも全く同じ組み合わせで18インチシャシー車を製作した事がありますが
ステアリングステムはオフセット40mmのSCULPTURE製で 17インチ
ホイールシャシーに使用しているものと同じ・・・
フロントフォークは状態良い中古を用いましたが、なぜかこの手の中古パーツは
インナーチューブに錆が浮き出てるものが多く このフォークもそこが気になって
「ダメだ気になる、 交換しよう・・・」 と、新品インナーチュ-ブを取り寄せ
オーバーホールをサービスで行いました。
出費はありましたが、気持ちはいい! (^^)/
さぁ! フロント回りが見えて来ましたね!
フォークスパンは17インチ設定のステムKITですから、ゼファーやXJRの
210mm・・・
そこに Z用の18インチホイールをフィッティングしますので、まずはホイール
センターを出さねばなりません。
つまり、ここはボルトオンでは無いと言う事・・・
M・Fさ~ん!
只今9月の完成予定で進んでおりますんで、乞うご期待してて下さいねーっ!!
いやいや、それにしても・・・
まだご紹介を始められてないRCMが数台あります。
ここに来て 在庫してたベース車が激減したのも、ま~ 頷けますわ・・・ (;^ ^A