こんばんは、サンクチュアリー本店の中村です。
皆さん、お盆の夏休みは如何おすごしでしょうか。
サンクチュアリー本店は11日~14日まで夏季休暇となっており、また一部の
スタッフは前後に有給休暇をつける形で連休を頂いております。
東京&千葉が地元と言うスタッフもおりますが、地方遠方から来ている者も多く
地元に帰省しています。
で・・・
千葉県市川市出身の中村はと言うと
シ~~~~ン
昨日から今日にかけての二日間 一人で出社し、早目にやっておきたい仕事を
片付けておこうと静寂に包まれた社内にポツリ・・・
この際ラジオもつけず、静まり切った環境の中で作業に集中する事に・・・
夏休み返上出勤 二日目・・・
もの凄い勢いでオーダーが入っているZ900RS用アルミダウンチューブを
これより40台分、製作したいと思います。
ダウンチューブを溶接した後、暫く治具に取り付けたまま定着するのを待つ為
その間なにをしてるかと言うと・・・
これまた相変わらず注文殺到中のトロコイドオイルポンプを組み立てます。
なので、一服なんてしてる余裕はありません(たまに一服しますが)
ダウンチューブを溶接し、その後トロコイドオイルポンプを組む・・・
そしてまたダウンチューブを溶接し、またトロコイドオイルポンプを組む。
全て自撮り・・・
あぁ 社内は音もなく、静かな空間。
もしかしたらオバケ出るかも? なんて変な想像したりして・・・
フッ・・・ いい大人が一人でバカみたいだ ( ̄▽ ̄)
って
おい・・・・・・。
うぉ~いっ! (# ゚Д゚)/
なに隣でガリガリやっとんの!?
地元 神戸に帰ってねーんかいっ!?
聞けば、遅れている仕事を永井も進めたかったらしく、楽しそうに作業を
してました・・・
なんか・・・
江戸川区時代のメカニック達を思い出しましたね (;^_^Aフゥ
それでは本題に!
岡山県在住 T・Tさんの、RCM-678 Z1-R(その3)です!
前回に引き続き、シングルシートを取り付ける為のワンオフブラケットを
製作中・・・
以前に比べ ここ1~2年、随分とフライス盤の出番が増えました。
その大半がミーリング加工なんですが、ブランク材を社内切削する機会が
増えたのは、それだけサンクチュアリー本店内で製作されているRCMの
個性化が進んでいるのだと思います。
取り除きが完了したブラケットで外装パーツを暫定ですが取り付けました。
ファイバー製品には得てして個体差があるもので、フレームやタンクなど
相手との関係を確認しつつの擦り合わせが必要なんです。
後ほど説明しますが、既にアルミのシートベースも出来上がってますね。
残すはアッパーカウルのみ・・・
アッパーカウルは特注の、TOMO FRP製 RCMコンセプトタイプ。
このRCM-678も、アッパーカウルのフレームマウント化が当初からの
メニューとして決まっており、このナックルの逃げ部をカットする必要が
あります。
下書きされたラインは何としても守って欲しいと、佐々木には伝えました。
佐々木はこの手の加工が”お手の物”なので、安心して任せる事ができます。
ただ、後ろからコッソリ撮影してる事に気付かないもの 佐々木ならでは。
黙々とキャドで製図してますな
黙々と・・・ (;^ ^A
なにを黙々してたかと言うと
これ!
A5052の板材とSUS303の板材から作った、リアフェンダーでした!
組み立てし 何やらブツブツ言ってましたが・・・ (^_^;)
RCMではしばしば見掛ける、この手のリアフェンダー。
厳密に言えばリアフェンダーレスに該当するんですが、ナンバープレートだけの
シンプルな従来品とは異なった「もっと手の込んだ特別なもので」と希望される
方が増えたからなんです。
その気持ち・・・ なんとなく中村にもわかるなぁ・・・
より機能的で複雑に、メカニカルなパーツに魅かれる気持ちは よ~くわかります。
いずれアッパーカウルステーもお見せしますが、一先ず外装が全て加工され
取り付けされました!
コンパクトながらも立体的なフロントウインカーステーは、カウルステーに
ボルトオン固定されて独立しているもので、RCMらしい細かい仕事・・・
それも先々、お見せしたいと思います (^_-)-☆
シートベースもA5052板材を切り出し、曲げて溶接まで加えて製作したもの。
よく見て頂くと、裏側が”上げ底”な形状になっているのがわかりますが、こうする
事でシートベースの強度を上げているのはもちろん、革を貼り付ける際に裏側に
巻き込む形で貼れるので、革とファイバーとの間に僅かな隙間を設けれるんです。
シングルシートのバックレストにも、ヒンジで開閉するプレートが追加。
これもA5052板材から切り出し、ファイバーをカットして開口させた
ところに追加工で設けた小物入れのフタ・・・
パカッと開けたら、中には広い空間が・・・
アルミの箱を作ってボルト固定し、色々な物を収納できるようにしました ♪
これにて外装に絡んだ加工は全て終了!
エンジンセクションを始めたい所ではありますが、これだけ造り込み車体だと
まずは造り物から進めておく、これがセオリーなんです。
T・Tさ~ん!
少しづつですが、着々と進んでますからね~ (^^)/