こんばんは、ノーブレストの中村です。
10月5日にアキトが更新してから、何と2ヵ月もの間ブログ更新されてなかった
ノーブレスト製品業務部のブログ・・・
最近アカウントsanctuary_39で、今更ながらサンクチュアリーのインスタグラムを
始めてまして、もうお馴染みのディンクスブログも合わせて二刀流どころか三刀流
いや 四刀流位?と、ノーブレストブログを犠牲にし続けていました ( ̄▽ ̄;)
前々から進んでいたナイトロの新製品ラインナップ開発の画像が溜まりましたので
気持ちを入れ替え 更新したいと思います。
三重県在住 K・OさんのRCM-592 Z-1の進捗も併せて、ご紹介しましょう ♪
キリ番シリアルナンバーRCM-400 Z1-RのオーナーでもあるK・Oさん・・・
RCM-400が先鋭的な17インチホイール仕様マシンである事から、真逆の方向
丸Zで前後18インチホイール、細めのフロントフォークとスポークホイールでの
空冷Z系RCMの増車にて製作が進んでおります。
相変わらずのRCMのオーダー数に さしもの自分達も、通常3~4ヵ月間で出来る
納期が半年・・・ 7ヵ月、8ヵ月と 徐々に伸びており、このZ-1も今年の2月に
オーダー頂いたのにも関わらず、現時点で8割完成と言う状況・・・
なぜかと言うと、車体は ほぼほぼ出来上がっているのですが、ある2つのパーツを
製作するのに意外な苦戦をしておりまして、これが今後 新たにラインナップされる
ナイトロレーシングの【クラシックシリーズ】の先駆けなんです。
一つ目は 何となくノーマル風?と言うステップKITを作るべく、適当な材料で
あたりを取る為の暫定試作を作ってみました。
今までの様なステップバーと同軸ではないペダルにするので、ここから更に大きく
変わって行くんですが、材質や構造など もう少し検証すべきと考えております。
本当はそんなに のんびりしてられないんですが、先に進めておかないと行けない
もう一つのパーツがありまして・・・
それが既に既存でラインナップされてる、ナイトロ スチールメガホンマフラーの
エキゾースト部を流用した製品で、なんと【ショート管】を造るんです!
18インチスポークホイールにショート管・・・
足回りとマフラーのデザインにも マッチングがあるんだなと感じさせられました。
エキパイからコレクターまでスチールメガホンのブランクがあったから良いですが
通常マフラーを一から造るとなると これまでも何度も経験しましたが、とにかく
大変なんです・・・ (;^_^A
半分出来てるので簡単そうに見えるかも知れませんが ショート管は意外に難しい。
テールパイプの軌道や角度など、実はかなり難しいんです(自分の場合ですけど)
取り寄せたスチールパイプ材料が届きました。
多くのショート管が φ70の規格パイプを用いていますが、ナイトロメガホンの
コレクターに差し込んで脱着できるショート管にする為、パイプサイズが太いと
段差が出来てしまい おかしい事から φ63.5規格のパイプで造る事にしました。
ちなみにこのφ63.5径パイプは 70年代の初期の頃にショート管に使用されて
いた径なので、むしろよりノスタルジック感は増すのではないかと思ってます。
エキパイが仮付けだと、本組みした際 僅かに位置が変わってしまう事もあるので
一つひとつ しっかり固定してからスタート・・・
見ずらいですが、ストッパーリングが溶接された差し込みのジョイントパーツを
メガホンのコレクターに差し込んで、テールパイプは3つのピースをすり合わせ
角度と長さ、オフセットはどうか スイングアームに干渉しないかなど、いくつか
確認しながら「あ~でもない、こ~でもない」と何度も何度もやり直します。
このテールパイプの形状や長さこそが、実は拘りの難しい所・・・
「カックンカックンさせたくない」&「どの角度から見てもおかしくない」など
中村には拘りがあって、佐々木が巻き込まれてフーフー言ってました (^_^;)
ようやく「これ!」と決まった所で、ひとまず点付け溶接で固定・・・
この溶接の段階で僅かに引っ張られ、軌道やスイングアームとの隙間が変わるのも
本当はすごく気に入らないんです(苦笑)
いやいや、1mmの違いは まじめにデカいんですって
現時点では、これがまぁまぁベストかも知れないと言うテールパイプが完成。
SCULPTURE製の18インチ用スイングアームは、17インチ用アームより
幅が狭いんですが、それでもノーマルスイングアームより僅かに幅が広く、その為
ショート管のテールパイプとスイングアームの隙間がギリギリになるんです。
そこを余裕持たせると、やたら「カックンカックン」になる・・・ ( ̄▽ ̄;)ヤダ~
・・・・・・・・・・・・・。
このテールパイプを見ていて瞬時に感じたのが
(やはりZ-1のノーマルタンデムレールは切らないと絶対ダメだなぁ・・・)
(でもこの軌道なら、FX-1とMK-Ⅱはタンデムレールがあっても付けられる?)
(ただタンデムレールを切ったZ-1だと、その周辺のスカスカ感がダサいな~)
(そうだ! スチールパイプで脱着可能なタンデムレールKITも作っちゃおう!)
(タンデムステップバーは Z-1やMK-Ⅱのノーマルが取り付けられる様にする!)
(ショート管のテール軌道の角度は アップ目とダウン目で好みが分かれるだろう)
(差し込み部のガタを利用して角度を可変してるナイトロメガホンと同じにする?)
(そうすればテールパイプ角度を、エンド部で10~15mm位 好みに調整できる)
(だとしたら、角度が可変できるメガホン用ステーと共通化するのがいいだろな)
(そうすればショート管を付けた人が、後々メガホンにも簡単にコンバートできる)
と・・・
この様な連想でした。
K・Oさ~ん!
来年3月発行予定のカタログ【バイブル10】に、RCM-592をモデルとして
ご掲載させて頂きますね~!